週末や祝日を利用して楽しむ人が多い2泊3日旅行は、人気の旅行スタイルです。
2泊3日旅行を快適でより楽しい思い出にするためには、しっかり必要な荷物を準備しておくことが大切です。
2泊3日の旅行に必要な荷物量や持ち物、おすすめのバッグの選び方などを詳しく解説します。男女別のチェックリストもご紹介します。旅行の準備にぜひ活用してみてください。
2泊3日旅行に必要な荷物量
2泊3日旅行の荷物量の目安は20〜40リットル程度です。季節や旅行の目的によって変動しますが、だいたい1日10リットルを目安として2泊3日なので20〜40リットル程度は必要になります。
男女別の目安は以下の通りです。
- ・男性:20〜30リットル程度
- ・女性:25〜40リットル程度
女性はコスメやアクセサリーなどが加わるため、男性よりも荷物が多くなる傾向があります。
できるだけコンパクトにまとめて、必要最小限の荷物で行く場合はもう少し少ない量で旅行できます。一方で、アウトドアが目的の場合は、キャンプ用品など専門的な道具を持参するため、1.5~2倍以上の荷物量になることも。
2泊3日旅行に最適なバッグの選び方
旅行バッグの選び方は、宿泊日数や行動予定、持ち運ぶ距離、移動手段などによって大きく異なります。
基本的な選び方は以下のポイントをチェックしてみてください。
- ・旅行の目的と行程を考慮する
- ・自分の体格に合ったサイズを選ぶ
- ・耐久性と品質を確認する
- ・収納ポケットの数と位置を確認する
- ・できるだけ軽いものを選ぶ
- ・できるだけ雨や汚れに強い素材を選ぶ
- ・使いやすさとデザインのバランスを考える
- ・必要に応じて拡張機能があるものを選ぶ
- ・ブランドの評判や口コミを参考にする
また、男女でもそれぞれ適した旅行バッグの選び方があります。
【男性】旅行バッグ選びのポイント
- ・キャリーケースやリュックが人気
- ・シンプルで機能的なデザインを選ぶ
- ・耐久性のある素材を重視
- ・ビジネス用途も考慮した選択
【女性】旅行バッグ選びのポイント
- ・ボストンバッグやトートバッグが人気
- ・デザイン性と機能性のバランスを重視
- ・軽量なものを選ぶ
- ・細かな荷物が多いため収納ポケットが充実しているものを選ぶ
2泊3日旅行に最適なバッグの選び方を、バッグの種類別にそれぞれの特徴と用途に応じてさらに詳しく解説します。
キャリーケースの特徴とおすすめの人
キャリーケースの特徴は、車輪付きで移動が楽、そして荷物の出し入れがしやすいところです。キャリーケース内で荷物が固定されるため、衣類にしわができにくいメリットもあります。
公共交通機関での移動が多く、舗装された道路を主に歩く場合におすすめです。また、ビジネス用の衣類を持参する場合や、空港や駅での移動が多い場合もキャリーケースが便利でしょう。
2泊3日旅行ならば機内持ち込み可能なサイズ(通常55cm以下、30〜40リットル程度)が便利です。
なお、階段や凹凸の多い道では使いにくいこと、重量制限がある場合は本体の重さも考慮が必要なことに注意してください。
ボストンバッグの特徴とおすすめの人
ボストンバッグは軽量で持ち運びやすく、収納力が高いことが特徴です。ブランドによっては手持ちだけでなく、ショルダーストラップを装着することができるアイテムもあります。
カジュアルな印象になりやすいためビジネスシーンには向いていませんが、アウトドアを含む旅行や観光目的の旅行におすすめです。
2泊3日旅行の場合は、30〜40リットル程度のボストンバッグをおすすめします。ただし、長時間の持ち運びは肩や手に負担がかかるため注意してください。
リュックの特徴とおすすめの人
リュックは両手を自由に使えて、重い荷物でも安定して持ち運べるメリットがあります。サブバッグなど、追加で荷物の容量を増やせる点もリュックの特徴です。
観光はもちろん、アウトドアなどアクティブな動きが多い旅行に適しています。手ぶらで行動したい人にもおすすめです。
2泊3日旅行のリュックは30〜40リットル程度のものがおすすめです。
ただし、背中が蒸れやすいため、暑い季節は背中部分が通気性のよい素材のリュックを選ぶなどの工夫が必要になります。
トートバッグの特徴とおすすめの人
トートバッグは荷物の出し入れがしやすく、書類やPCなどもスッキリ収納できるため、ビジネス目的の旅行にも適しているバッグです。
近場での小旅行や短距離移動が多い場合、荷物が少ない場合にもおすすめです。
ただしほかのバッグと比較すると、容量があまり大きくないため、サブバッグとして使用することをおすすめします。
2泊3日旅行の場合は荷物が多くなりやすいため、A4サイズ以上が入るマチが広めのトートバッグを選ぶと便利です。
2泊3日旅行 持ち物チェックリスト【基本】
2泊3日旅行の必須アイテムをご紹介します。チェックリストを参考に、自分に必要なものを選んでパッキングしましょう。
衣類
- ・下着(2日分+予備1セット)
- ・靴下(2日分+予備1足)
- ・パジャマ、部屋着(1~2日分)
- ・トップス(2〜3枚)
- ・ボトムス、ワンピース、オーバーオール(1〜2枚)
- ・上着(季節に応じて1枚)
- ・靴(歩きやすいもの1足)
洗面・バス用品
- ・歯ブラシ、歯磨き粉
- ・洗顔料
- ・シャンプー・リンス
- ・ボディソープ
- ・化粧水・乳液
- ・デオドラント
宿泊先でアメニティとして提供している場合があるため、必要に応じて用意しましょう。
アメニティが用意されている場合でも、肌や体質に合わないケースもあるため、心配な場合は普段遣いしているアイテムを持参すると安心です。
タオル
- ・フェイスタオル(2~4枚)
- ・バスタオル(宿泊先による)
タオル類も宿泊先で提供している場合もあるため、必要に応じて用意しましょう。
なお、フェイスタオルは汗拭きタオルなどとして使用できるため、宿泊先で提供している場合でも数枚は持参することをおすすめします。
貴重品
- ・財布(現金は必須)
- ・身分証明書
- ・健康保険証
- ・予約確認書類(電子でもOK)
- ・パスポート(海外旅行の場合)
普段から電子マネーやカード決済を利用している人は、現金を忘れないように用意してください。
観光やアウトドアを目的とした旅行の場合、支払い方法が現金のみのお店を利用する可能性が高いため、5,000~10,000円程度は用意しておくとよいでしょう。
電子機器
- ・スマートフォン
- ・充電器
- ・モバイルバッテリー
- ・イヤホン(必要に応じて)
- ・カメラ(必要に応じて)
- ・ノートPC、タブレットPC(必要に応じて)
できるだけ荷物を減らしたいならば、カメラや地図、音楽プレーヤーなどはスマートフォンで代用するとよいでしょう。
また、地図や観光情報を調べる機会も多く、電池の減る速度が速まりやすいため、モバイルバッテリーは必須です。もちろん、スマートフォンとモバイルバッテリーの充電器も忘れないように準備してください。
その他
- ・常備薬
- ・ハンカチ
- ・ティッシュ
- ・日焼け止め
- ・折りたたみ傘
- ・サングラス
- ・目覚まし時計(スマートフォンで代用可)
- ・爪切り
- ・ヘアブラシ
- ・ビニール袋(濡れた衣類用)
- ・筆記用具
2泊3日旅行 持ち物チェックリスト【女性向け】
女性ならではの、2泊3日旅行に必要な持ち物をご紹介します。基本の持ち物に加えて、必要なアイテムを準備しましょう。
スキンケア用品
- ・化粧水
- ・乳液またはクリーム
- ・美容液
- ・パック(シートマスクなど)
- ・化粧下地
- ・日焼け止め(顔用)
宿泊先によっては有名ブランドのアメニティを用意している場合があります。しかし、とくに興味のあるブランドではない場合は、普段遣いしている基礎化粧品を持参した方が、肌荒れなどを防止できるため安心です。
スキンケアの時間を十分に取れそうにない場合は、オールインワンのシートマスクを持参すると便利でしょう。
メイクアップ用品
- ・ファンデーション
- ・コンシーラー
- ・アイブロウ
- ・アイシャドウ
- ・マスカラ
- ・アイライナー
- ・チーク
- ・リップ類
- ・メイクツール(ブラシやまつげコームなど)
- ・綿棒、コットン
2泊3日旅行では写真を撮影する機会も増えるため、普段から使用しているコスメを持っていきましょう。
写真写りを重視する場合は、パーソナルカラーより少しずれた色味のポイントメイクを使用するとよいでしょう。あえてパーソナルカラーではないアイテムを使うことで、写真では薄く見えやすいメイクの印象を強く写せます。
メイクキープミストを持っている場合は忘れずに持参しましょう。メイク持ちがよくなるため、化粧崩れを気にせずに旅行を楽しめます。
ヘアケア用品
- ・ヘアブラシ
- ・ヘアゴム
- ・ヘアピン、ヘアクリップ
- ・ヘアオイル、スタイリング剤
- ・ドライヤー(宿泊先による)
- ・ヘアアイロン(必要に応じて)
ドライヤーやヘアアイロンは宿泊先で貸し出しを行っている場合があるため、必要に応じて持参するとよいでしょう。
髪型が崩れやすい場合は、コードレスで小型のヘアアイロンを持参すると便利です。
衛生用品
- ・生理用品(必要に応じて日数分)
- ・デオドラント用品
- ・制汗剤(シートやスプレー)
アクセサリー
- ・イヤリングやネックレス
- ・腕時計
- ・ブレスレット
- ・指輪
- ・アクセサリーケース
アクセサリー類は必要な場合のみ持参してください。
なお、アクセサリーは紛失しやすいため、まとめて保管できるアクセサリーケースも一緒に準備することをおすすめします。
アクセサリーを持参する場合はポーチタイプではなく、アクセサリーをしっかり固定できるタイプがおすすめです。
その他
- ・ハンドクリーム
- ・リップクリーム
- ・ネイルケア用品
- ・コンタクトレンズ用品(必要な場合)
- ・コンパクトミラー
- ・ボディクリーム
- ・香水(トラベルサイズ)
- ・携帯用ヘアミスト
- ・日傘(季節に応じて)
旅行だけでなく、オシャレも楽しめるアイテムを用意すると、より思い出深い旅行にすることができるでしょう。
2泊3日旅行 持ち物チェックリスト【男性向け】
男性ならではの、2泊3日旅行に必要な持ち物をご紹介します。基本の持ち物に加えて、必要なアイテムを準備しましょう。
身だしなみ用品
- ・シェーバーまたはカミソリ
- ・アフターシェーブローション
- ・制汗アイテム(シートやスプレー)
- ・鼻毛カッター(必要に応じて)
メイクをしない場合は女性のように化粧品を準備する必要はありませんが、清潔感を保つために身だしなみを整えるアイテムを必ず準備しましょう。
電気シェーバーを使用する場合は、充電器やコードも忘れないように注意してください。
ヘアケア用品
- ・ヘアブラシ、くし
- ・ヘアワックス、ジェル
- ・ヘアスプレー(必要に応じて)
- ・ヘアオイル
- ・ヘアアイロン(必要に応じて)
宿泊先で提供されている場合もありますが、普段から使用しているアイテムを持参した方が失敗しにくいです。
スキンケア用品
- ・洗顔料
- ・化粧水(必要に応じて)
- ・乳液またはクリーム(必要に応じて)
- ・日焼け止め
宿泊先で提供されている場合もあるため、必要に応じて準備しましょう。また、季節を問わず日焼けする可能性があるため、安価なタイプでよいので日焼け止めは用意しておくことをおすすめします。
その他
- ・爪切り
- ・耳かき
- ・コンタクトレンズ用品(必要な場合)
- ・メガネ(必要な場合)
- ・ハンドクリーム
- ・リップクリーム
ビジネス用品
- ・ネクタイ
- ・ワイシャツ
- ・スーツ(着用して移動可)
- ・ビジネスシューズ
- ・ネクタイピン
- ・カフスボタン
ビジネスを目的とした旅行の場合は、TPOに合わせたアイテムも準備しましょう。
ドレスコードによっては、旅行用のバッグのほかにビジネスバッグも持参すると、よりふさわしいコーディネートができます。
2泊3日旅行の荷物ガイド
2泊3日の旅行では荷物を最小限に抑えつつ、必要なものを漏れなく準備することで快適な旅行を実現できます。飛行機移動での旅行に必要なものと、現地で調達できるものについて解説します。
機内持ち込み品について
必須アイテム
- ・搭乗券、パスポート(海外旅行の場合):搭乗に必要
- ・現金、クレジットカード:予期せぬ出費に備えられる
- ・スマートフォン、充電器:連絡手段の確保と旅行中の情報収集に必要
- ・常備薬:機内や目的地で体調を崩した際に必要
- ・化粧ポーチ(洗面用具):到着後すぐに使用できるよう、手荷物に入れておくと便利
- ・着替え(下着を含む)預け入れ荷物が遅延した場合に備えて、1セットは手荷物に入れておくと安心
- ・羽織物(カーディガンやストールなど):機内の温度調節に役立つ
あると便利なもの
- ・ノイズキャンセリングイヤホン、ヘッドフォン:機内の騒音を軽減し、快適に過ごせる
- ・イヤホン、ヘッドホン:ノイズキャンセリングを持っていない場合
- ・ガム:耳管が開きやすくなり、耳が痛くならないように予防できる
- ・目薬と保湿クリーム:機内は乾燥しやすいため目や肌の保湿に役立つ
- ・携帯用枕:長時間のフライトでリラックスする際に便利
- ・本、雑誌、タブレットPC、携帯ゲーム機:機内での時間を有効に使える
- ・軽食、お菓子:機内食の間の空腹時に役立つ
- ・ウェットティッシュ:手や周りの環境を清潔に保つ際に便利
- ・目覚まし時計(スマートフォンで代用可):時差ボケ対策や到着時間の管理に役立つ
移動時間が長いほど、機内で快適に過ごすためのアイテムを持参した方が、より旅行が楽しくなります。
必要なアイテムに加えて、あると便利なアイテムをいくつか持っていくとよいでしょう。
現地調達で荷物を軽量化しよう
現地調達できるものを持参しないことで、荷物を減らすことができます。そこで、比較的現地で調達しやすいアイテムをご紹介します。
ただし、海外旅行においては、日本のようにどこでも手軽に物が手に入るとは限りません。心配な場合は日本から持参することをおすすめします。
ただし、海外旅行においては、日本のようにどこでも手軽に物が手に入るとは限りません。心配な場合は日本から持参することをおすすめします。
アメニティグッズ
多くのホテルでは、アメニティグッズ(シャンプー、リンス、ボディソープなど)が提供されています。また、観光地への旅行ならば、ドラッグストアやコンビニにて、トラベルサイズや使い切りサイズのものを調達しやすいでしょう。
タオル
宿泊施設側で用意されていることが多いです。かさばりやすいため、持参する場合は圧縮袋を使用するとよいでしょう。
ドライヤー
基本的に、宿泊施設の各部屋に備え付けられている場合が多いです。貸し出しの有無は、ホームページに掲載されている場合が多いため、予め確認しておくとよいでしょう。
歯ブラシ・歯磨き粉
使い捨てのアメニティとして、宿泊施設で提供されていることが多いです。
飲料水
現地のお店で調達できます。予めコンビニやスーパー、ドラッグストアなどの場所を確認しておくと、万が一のときに役立つでしょう。
ティッシュ・ウェットティッシュ
現地のドラッグストアなどで購入できます。容量が少ないものを選ぶことで、荷物が増えすぎることを防止できます。
軽食・おやつ
現地のスーパーマーケットやコンビニで購入できます。現地ならではのものを購入したい場合は、お土産屋さんなどを覗いてみるとよいでしょう。
2泊3日旅行の荷造りをマスターしよう!
2泊3日旅行の荷物は、目的や季節に応じて必要な持ち物を選びましょう。
また、荷物を入れるバッグは大きすぎても小さすぎても不便です。適切なサイズとTPOに合わせた種類のバッグを選んでください。
基本的な持ち物や、あると便利なアイテムを確認しつつ。自分の好みや習慣に合わせて荷物をカスタマイズしましょう。
ぜひ、2泊3日旅行の荷造りをマスターして、素晴らしい旅の思い出を作ってくださいね!