2025/02/10 公開

愛犬との旅行に持っていくもの完全ガイド｜必須アイテムから便利グッズまで

便利情報ペットと旅行

愛犬との旅行は、かけがえのない思い出を作る絶好の機会です。しかし、人間だけで旅行するのとは異なり、愛犬と一緒となると準備するものも増えてきます。

忘れ物をして旅行先で困ったり、愛犬に不自由な思いをさせたりしないためにも、しっかりと準備を整えてから出発しましょう。

この記事では、愛犬との旅行に必要な持ち物を、必須アイテムからあると便利なグッズまで、詳しく解説していきます。

この記事を読めば、愛犬との旅行準備は万端。安心して楽しい旅行に出かけられること間違いなしです。さあ、大切な愛犬との特別な時間を、最高の思い出で彩りましょう！

愛犬との旅行に必要な持ち物と準備のコツ

愛犬と出かける旅行、楽しみは尽きませんが、何を持っていけばいいか迷ってしまいませんか？

初めての旅行ならなおさら、愛犬が快適に過ごせるか心配になります。そこで、愛犬との旅行をスムーズにするための持ち物と準備のコツを紹介します。

しっかりと準備を整え、愛犬との旅行を最高の思い出にしましょう！

必須の持ち物リスト

愛犬との旅行で必ず持参すべき持ち物は以下の通りです。

・リード、首輪、ハーネス

散歩や安全確保に必須です。普段使い慣れているものを持参しましょう。

・狂犬病予防注射済票、鑑札（飼い犬の登録証明書）

法令で装着が義務付けられています。旅行先で提示を求められる場合もあります。

・混合ワクチン接種証明書

ペット同伴可の宿泊施設で提示を求められることがあります。コピーを持参しておくと安心です。

・食べ慣れたフード

環境の変化で食欲不振になる犬もいるため、普段食べているフードを持参しましょう。

・水

旅行中、脱水症状を防ぐためには、こまめな水分補給が重要です。

・食器

フード用と水用の食器を持参しましょう。折りたたみ式だと持ち運びに便利です。

・トイレ用品

ペットシーツ、うんち袋、消臭剤などを持参しましょう。

・クレートやキャリーバッグ（犬用の移動用ケージ）

移動時や宿泊先で落ち着ける場所になります。

・タオル

体を拭いたり、汚れた場所を拭いたりするのに役立ちます。

・常備薬

必要に応じて獣医師に処方された薬を持参しましょう。

あると助かる便利グッズ

必須ではありませんが、あることで旅行がより快適になる便利グッズをご紹介します。

・おもちゃ

いつも遊んでいるおもちゃがあると、移動中や宿泊先で退屈せずに過ごせます。

・おやつ

しつけのご褒美や、移動中の気分転換に役立ちます。

・ウェットティッシュ

ちょっとした汚れを拭くのに便利です。

・マナーベルト、おむつ

公共の場や宿泊先でのマナーとして持参すると安心です。

・ブラシ

長毛の犬は、こまめなブラッシングで毛玉を防ぎます。

・犬用レインコート

濡れて風邪を引くのを防ぎます。軽くて持ち運びしやすいものがおすすめです。

パッキングのコツ

愛犬との旅行をスムーズにするためには、事前のパッキングが重要です。

ここでは、荷物を効率的にまとめるためのコツをご紹介します。

リストを作る

旅行前に持ち物リストを作成することで、必要なアイテムの漏れを防ぐことができます。

フードやトイレ用品など、カテゴリーごとにリストアップすると、より確実にチェックできます。

種類別にまとめる

フード、トイレ用品、お手入れグッズなど、用途別に分けて収納することで、必要な時にスムーズに取り出せます。

小分けのポーチを活用すると、さらに整理整頓が簡単になります。

スペースを賢く使う

圧縮袋やキャリーバッグを上手に活用することで、限られたスペースを最大限に活用できます。

重い物は下に、軽い物は上に配置して、安定感のある荷物まとめを心がけましょう。

季節ごとに追加する持ち物

愛犬との旅行を快適に楽しむためには、季節ごとの気候に合わせた持ち物を準備することが大切です。

ここでは、それぞれの季節に追加しておくと安心な持ち物について詳しく解説していきます。季節に合わせた万全の準備をしましょう。

春・秋

春や秋は気温の変化が大きく、日中は暖かくても朝晩は冷え込むなど、まさに「寒暖差」の季節です。愛犬も体調を崩しやすいので、体温調節ができる服装が必要です。

犬用薄手服

日中の暖かさを感じても、朝晩は冷え込むことがあります。犬用の薄手の服は、気温の変化に対応するのに役立ちます。特に小型犬や短毛種の犬は体温調節が苦手なので、薄手の服があると安心です。

夏

夏は、愛犬にとって最も過酷な季節の一つです。暑さ対策の持ち物は安全確保に欠かせません。

犬用クールベスト

長時間のお出かけや運動時には、体温の上昇を防ぐために犬用クールベストが効果的です。水で濡らして使うタイプや、保冷剤を入れるタイプなど、様々な種類があります。愛犬のサイズに合ったものを選びましょう。

クールマット

休憩時や車内での移動時に、クールマットがあると愛犬は快適に過ごせます。接触冷感素材や、保冷剤を入れて使うタイプなどがあります。

ウォーターボトル

夏は愛犬も水分不足になりがちです。犬用ウォーターボトルがあれば、いつでも水を飲ませることができます。携帯しやすいコンパクトなタイプや、持ち運びやすいリュックサック型など、様々なタイプがあります。

日焼け止め

愛犬も紫外線から肌を守る必要があります。特に鼻や耳などの薄い皮膚部分は日焼けしやすいので、犬用の日焼け止めを塗ってあげましょう。

犬用サングラス

目を紫外線から保護し、特に目が弱い犬種にはおすすめです。

虫除けスプレー

夏は虫が多く愛犬が刺されてしまうこともあります。虫除けスプレーは、愛犬を虫から守るために欠かせません。犬用で、安全な成分配合のものを選びましょう。

冬

冬は寒さ対策が重要です。特に雪が降る地域や標高の高い場所では万全な寒さ対策が必要です。

犬用防寒着

冬は愛犬の体を冷えから守るために犬用防寒着が必要です。厚手のフリースやダウン素材の防寒着は寒さの中でも暖かく過ごせるのでおすすめです。

犬用靴

冬の地面は冷たく雪や氷で滑りやすいため、犬用靴があると安心です。足元を保護し滑り止め効果も期待できます。

犬用ヒーター

車内や宿泊先で愛犬が寒さを感じないように、犬用ヒーターがあると便利です。小型で持ち運びしやすいタイプや、電気代が節約できるものなど様々な種類があります。

移動手段・宿泊場所ごとに追加する持ち物

旅行の際には移動手段や宿泊場所に応じた持ち物を準備することが大切です。それぞれの状況に最適な持ち物を用意することで、愛犬との旅行がさらに楽しく安全になるでしょう。

移動手段や宿泊場所に合わせた準備をし、安心して出発しましょう。

車

愛犬を車に乗せて旅行する際に必要な持ちものをご紹介します。安全に移動するためのグッズや、車内での快適性を保つためのグッズなどを準備しましょう。

ドライブボックス・カーシート

安全に移動するために必須です。急ブレーキや事故の際に、愛犬が車内で投げ出されるのを防ぎます。

ペットシーツ

車内での粗相に備えて持参しましょう。長時間の移動の場合は特に必要です。

水飲み用ボウル

こまめな水分補給ができるように用意しましょう。車酔いしやすい犬の場合は、こまめに水分補給をすることで症状を軽減できる場合があります。

携帯用消臭スプレー

車内のにおい対策として活用しましょう。移動中に発生したにおいを即座に軽減できます。

日よけ

直射日光を避けるために役立ちます。特に夏場は車内温度が上昇しやすいため、日よけがあると快適に過ごせます。

酔い止め薬

車酔いしやすい犬の場合は、獣医師に相談して酔い止め薬を処方してもらうと安心です。

公共交通機関

電車や飛行機などの公共交通機関を利用する場合は、各社のルールを確認し、必要な持ち物を準備しましょう。犬用の移動用ケージのクレートやキャリーバッグ（犬用の移動用ケージ）は必須です。

クレートやキャリーバッグ

各社の規定に合ったサイズのキャリーバッグを用意しましょう。愛犬が中で快適に過ごせるように、十分な広さがあるものを選びましょう。

ペットシーツ

キャリーバッグ内での粗相に備えて持参しましょう。

消臭スプレー

周りの乗客に配慮し、消臭スプレーを持参すると良いでしょう。

証明書

必要に応じて、狂犬病予防接種証明書やワクチン接種証明書などを持参しましょう。

宿泊施設

宿泊施設に滞在する場合は、施設のルールを確認し、必要なものを持参しましょう。ペットシーツやマナーベルトなどを持参すると、施設に迷惑をかけずに過ごせます。

健康証明書・接種証明書

宿泊施設によっては提示を求められることがあります。事前に必要な書類を確認しておきましょう。

ペットシーツ

宿泊施設によっては、ペットシーツの使用が義務付けられている場合があります。

マナーベルト・おむつ

施設内でのマーキングや粗相を防ぐために、マナーベルトやおむつを持参しましょう。

消臭スプレー

部屋の臭いが気になる場合に備えて、消臭スプレーを持参すると良いでしょう。

普段使っているベッドや毛布

環境が変わると落ち着かない犬もいるため、普段使っているベッドや毛布を持参すると、安心して過ごせます。

犬用キャリーバッグの選び方

移動手段に関わらず、キャリーバッグは愛犬との旅行で重要なアイテムです。適切なキャリーバッグを選ぶことで、移動中のストレスを軽減し、安全性を高めることができます。

キャリーバッグの種類と特徴

愛犬との旅行を快適にするためには、キャリーバッグ選びが重要です。キャリーバッグには様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。

ここでは、代表的なキャリーバッグの種類と、その特徴について解説します。

ハードタイプ

ハードタイプのキャリーバッグは、硬い素材でできており、耐久性と衝撃吸収性に優れています。愛犬をしっかり守れる安心感があり、水や汚れにも強くお手入れが簡単です。

ただし、やや重く持ち運びには少し不便さを感じるかもしれません。

ソフトタイプ

ソフトタイプのキャリーバッグは、布やナイロンなどの柔らかい素材でできており、軽量で持ち運びしやすいのが特徴です。折りたたんで収納できるものが多く、使わない時に場所を取りません。

ただし、衝撃に弱く、耐久性はハードタイプに劣ります。

リュックタイプ

リュックタイプのキャリーバッグは、両手を自由に使えるため、公共交通機関の利用や階段での移動に便利です。

愛犬と密着できる安心感もありますが、愛犬の体重によっては飼い主の負担が大きくなる場合もあります。

キャスター付きタイプ

キャスター付きタイプは、重い荷物でも楽に移動できるため、長距離移動や空港での移動に便利です。キャリーバーの伸縮や取り外しができるものもあり、様々なシーンに対応できます。

ただし、階段や段差には弱いため注意が必要です。

愛犬に合ったキャリーバッグの選び方

キャリーバッグを選ぶ際には、愛犬の性格や体の大きさ、移動手段などを考慮することが大切です。

サイズ選びのポイント

愛犬が立ち上がったり横になったりできる十分なスペースが必要です。

体長、体高、体重を基準に、耐荷重は愛犬の体重の1.5倍を目安に選択することをおすすめします。

用途による使い分け

日常のお出かけから電車・飛行機での移動まで、使用目的に応じて適切なタイプを選択しましょう。

特に公共交通機関を利用する際は、各社の規定サイズを事前に確認することが重要です。

素材と耐久性

愛犬の爪や歯による破損を防ぐため、十分な強度を持つ素材を選びましょう。

特に底面は汚れやすいため、防水性があり清掃のしやすい素材がおすすめです。

通気性と快適性

メッシュ窓の配置や大きさ、クッション性、防臭機能など、愛犬が快適に過ごせる機能性を重視して選びましょう。

長時間の使用でも快適な環境を維持できることが大切です。

キャリーバッグ使用時の注意点

キャリーバッグは、愛犬を安全に移動させるための大切な道具ですが、使用方法を間違えると、思わぬ事故につながる可能性があります。

事前練習で慣れさせる

キャリーバッグを初めて使う愛犬には、事前に慣れさせる練習が必要です。

まずは、キャリーバッグに自由に出入りさせ、徐々におやつやおもちゃを使って中に入ることを促しましょう。キャリーバッグの中で落ち着いて過ごせるように練習しましょう。

移動中に気を付けること

移動中は、キャリーバッグが安定しているかを確認し、揺れや衝撃を最小限に抑えましょう。

直射日光を避け、通気性の良い場所に置くなど、キャリーバッグの中が高温にならないように注意しましょう。愛犬の様子をこまめに確認することも大切です。

長時間利用するときは休憩をはさむ

長時間キャリーバッグを使用する場合は、こまめな休憩と水分補給が重要です。キャリーバッグから出して、少しでも体を動かせるようにしてあげましょう。

トイレに行きたがっている場合は、安全な場所でトイレをさせてあげましょう。

愛犬と初めての旅行・お泊まりで気を付けること

初めて愛犬と旅行に出かける際は、特に注意すべき点があります。

まずは、長距離旅行を避けて日帰りや近場から始め、愛犬を慣らしていくと良いでしょう。

また、キャリーバッグや新しいアイテムは事前に家で試しておき、当日の不安を減らすことが大切です。

旅行のスケジュールは余裕をもって組み、こまめな休憩を挟みながら、愛犬の負担を軽減するように心がけましょう。

そして、出発前に獣医師の診察を受け、健康状態を確認することも重要です。

初めての旅は、無理のない計画と愛犬の様子を観察しながら進めることが成功への鍵となります。

持ち物は使い慣れたものにしよう

愛犬が旅行中にリラックスして過ごせるよう、普段使い慣れているアイテムを持参することが重要です。

使い慣れたベッドやブランケット、タオルなどの日用品は、家の匂いが染み付いているため愛犬に安心感を与え、新しい環境への適応を早めてくれます。

また、移動中や宿泊先での不安感を和らげるため、お気に入りのおもちゃを持参するのも効果的です。音が出ないタイプがおすすめです。

食事に関しては、旅行中に新しいフードを与えることでストレスによる体調不良を引き起こす可能性があるため、普段と同じものを持参して食事のリズムを崩さないよう心がけましょう。

このように、愛犬が旅行中も普段の生活の延長線上にいると感じられるよう、使い慣れたアイテムを準備することが、快適な旅行の実現につながります。

宿泊する場合は条件を確認する

愛犬と一緒に宿泊する際は、事前に施設の受け入れ条件を詳しく確認することが大切です。

近年はペット可の宿泊施設が増えていますが、それぞれ独自のルールを設けていることが一般的です。快適な旅行のために、以下の項目を必ず確認しましょう。

ペットOKの場所をチェック

施設内でペットと過ごせるエリアは宿によって異なります。客室のみ可能な施設もあれば、レストランやロビーなど共用スペースまで利用できる施設もあります。

事前に立ち入り可能な場所を把握しておくことで、スムーズな滞在が可能になります。

犬種やサイズのルール

多くの宿泊施設では、受け入れ可能な犬種やサイズに制限を設けています。大型犬は受け入れ不可の施設も多く、中型犬までという条件も一般的です。
また、特定の犬種を制限している場合もあるため、予約前に必ず確認が必要です。

複数頭での宿泊について

一室あたりの受け入れ可能な犬の頭数は施設によって決められています。複数の愛犬と旅行する場合は特に注意が必要です。

また、他の宿泊客との兼ね合いで、施設全体での受け入れ頭数に制限がある場合もあります。

追加料金について

ペット同伴の場合、通常の宿泊料金に加えて追加料金が発生するのが一般的です。

料金体系は施設によって異なり、一泊あたりの定額制や、一頭ごとの加算など様々です。また、清掃費や備品使用料が別途必要な場合もあります。

犬用アメニティと持参品の確認

宿泊施設で犬用ベッドやトイレシート、食器などのアメニティが用意されていることがあります。これらの有無や、レンタル・販売の可否を確認しておきましょう。

また、清掃用品やケージなど、施設側が持参を求めるものもあるため、予約時に必ず確認しましょう。

その他の設備について

愛犬と一緒に楽しめる専用施設の有無も重要なポイントです。ドッグランや足洗い場、ペット専用の温泉など、施設によって様々なサービスが用意されています。

これらの施設の利用可能時間や利用条件も確認しておくと便利です。

愛犬との旅行、準備万端で出発しよう！

この記事では、愛犬と旅行する際の持ち物や準備について詳しく解説しました。必須アイテムから便利グッズ、季節ごとの注意点、宿泊施設での確認事項など、さまざまな情報を網羅しています。

旅行を成功させるカギは事前準備と計画性です。愛犬の安全と快適さを第一に考え、使い慣れたものを持参し、必要なルールや条件を確認しておくことが大切です。

また、愛犬の性格や体調を考慮したスケジュールを組むことで、より安心して楽しむことができます。

準備をしっかり整えたら、愛犬との特別なひとときを思い切り楽しみましょう。素敵な旅行が、あなたと愛犬にとってかけがえのない思い出となりますように！