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2025/01/29 公開

春菊の旬はいつ?栄養価や選び方、保存方法やレシピまで紹介

春菊の旬はいつ?栄養価や選び方、保存方法やレシピまで紹介
春菊は、秋から春にかけてが旬の緑黄色野菜です。関東では「春菊」関西では「菊菜」と呼ばれています。栄養価が高く、βカロテンやビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。

春菊の選び方は、葉がピンとしていて鮮やかな緑色をしているもの、茎の部分が太くて白いものを選びましょう。逆に、葉がしなびていたり、黄色くなっているものは避けましょう。

春菊の保存方法は、新聞紙に包んでポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すると、1週間ほど保存することができます。また、茹でてから冷蔵保存すると、3日ほど保存することができます。

春菊を使ったオススメレシピは、春菊とアボカドのサラダ、春菊のナムル風おにぎり、春菊と卵のスープ、春菊入りすき焼きなどがあります。

春菊は栄養価が高く、様々な料理に使える便利な野菜です。ぜひ、旬の時期に味わってみてください。


旬の時期と産地

春菊は、冬が旬の野菜です。11月から3月にかけてが最も美味しく、栄養価も高くなります。
主な産地は、関東と関西で、関東では「春菊」、関西では「菊菜」と呼ばれています。
品種は3種類あり、それぞれに特徴があります。次のセクションでは、春菊の品種について詳しく説明します。

関東では「春菊」関西では「菊菜」と呼ばれている

地域によって呼び方が違うことをご存知でしょうか?関東ではおなじみの「春菊」は、関西では「菊菜」と呼ばれています。
同じ植物であり、学術名も「Glebionis coronaria」で同じですが、地域によって呼び方が異なるのは面白いですね。

春菊は、キク科の多年草で、古くから食用とされてきました。日本では奈良時代に中国から渡来したとされ、当初は薬草として利用されていたようです。
それが江戸時代に食用として広まり、現在では関東を中心に広く親しまれています。一方、関西では「菊菜」と呼ばれ、主に鍋物や天ぷらなどの料理に使用されています。

地域によって呼び方が違うのは、その土地の風土や食文化が影響していると考えられます。例えば、関東では春菊の独特の苦味が好まれ、鍋物やおひたしなどの料理によく使われます。
一方、関西では菊菜の柔らかさと香りが好まれ、天ぷらや和え物などの料理によく使われます。
このように、同じ植物であっても、地域によって呼び方や食べ方が異なるのは興味深いですね。


春菊の品種は3つある

春菊には、大きく分けて3つの品種があります。

・菊葉系: 葉が縮れていて、香りが強いのが特徴です。関東地方でよく栽培されています。
・大葉系: 葉が大きく、香りはやや弱めです。関西地方で多く栽培されています。
・中間系: 菊葉系と大葉系の中間的な特徴を持つ品種です。

それぞれの品種によって、香りや食感に違いがあるので、料理によって使い分けるのも良いでしょう。

栄養価

春菊は、β-カロテンやビタミンC、ビタミンK、葉酸などの栄養素が豊富に含まれている緑黄色野菜です。これらの栄養素は、体の様々な機能を維持するのに重要な役割を果たしています。

β-カロテン: β-カロテンは体内でビタミンAに変換される栄養素で、目の健康や免疫力を高める効果があります。
ビタミンC: ビタミンCはコラーゲンの生成を促進し、肌や血管の健康を維持する効果があります。
ビタミンK: ビタミンKは血液凝固に関与する栄養素で、骨粗しょう症の予防や出血を止める効果があります。
葉酸: 葉酸は細胞の成長や赤血球の生成に関与する栄養素で、貧血の予防や胎児の健康維持に効果があります。

春菊は、これらの栄養素以外にも、カリウムやカルシウム、鉄などのミネラルも豊富に含まれています。これらの栄養素は、体の様々な機能を維持するのに重要な役割を果たしています。

春菊の選び方

春菊を選ぶときは、以下のポイントをチェックしましょう。
春菊は鮮度が落ちやすいので、購入後はすぐに使うようにしましょう。保存する場合は、新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保管します。

選ぶ際のポイント

春菊を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。

葉の色と形: 葉は鮮やかな緑色で、ツヤがあり、張りがあるもの。葉の形は、切れ込みが深く、ギザギザしているもの。
茎の状態: 茎は太くて、ハリがあり、折れ曲がったりしおれていないもの。切り口が新鮮で、みずみずしいもの。
香り: 春菊特有の、爽やかな香りがするもの。
その他: 葉に傷や汚れ、虫食いがないもの。根元が太いものよりも、細いものの方が柔らかくておいしい。束ねてある春菊は、中心部が詰まっていないもの。

避けるべき春菊
・葉が黄色く変色していたり、しおれているもの。
・茎が細いものや、折れ曲がっているもの。
・根元が太いもの。
・束ねてある春菊で、中心部が詰まっているもの。

上記のようなポイントをチェックすることで、新鮮で美味しい春菊を選ぶことができます。

保存方法と期間

春菊を長持ちさせるには、鮮度を保つ保存方法が重要です。代表的な保存方法としては、2種類があります。
濡らしたキッチンペーパーで春菊を包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。この方法で約3日程度鮮度を保つことができます。
春菊をさっと茹でてから水気を切り、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。この方法で約1週間程度保存することができます。

保存期間の目安は、鮮度を保つ保存方法で約3日、茹でてからの冷蔵保存方法で約1週間程度です。保存期間は保存状態や鮮度によって異なるため、できるだけ早く食べることをおすすめします。
春菊は冷凍保存することもできます。さっと茹でてから水気を切ってから、保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
冷凍保存した春菊は、約1ヶ月程度保存することができます。解凍する際は、自然解凍するか、凍ったまま調理に使用することができます。

春菊は適切な方法で保存することで、鮮度を保ちながらおいしく食べることができます。上記の方法を参考に、春菊を上手に保存しましょう。

春菊の鮮度を保つ保存方法

春菊は鮮度が落ちやすい野菜です。購入後、すぐに食べない場合は正しい方法で保存することが大切です。春菊を保存する際には、以下のポイントに注意しましょう。

 ・水分の少ない場所で保存する
 ・立てて保存する
 ・ビニール袋や新聞紙に包む

具体的な保存方法は以下の通りです。
1:春菊の根元を軽く切り落とします。
2:湿らせた新聞紙で包みます。
3:ビニール袋に入れて、袋の口を軽く閉じます。
4:野菜室に立てて保存します。

春菊の保存期間は、保存方法によって異なります。
 ・冷蔵保存:3~4日
 ・冷凍保存:1ヶ月

春菊は冷凍保存することも可能です。冷凍保存する場合は、以下の手順で行いましょう。
1:春菊をきれいに洗って水気を切ります。
2:3cm程度の長さに切ります。
3:ラップに包んで冷凍庫に入れます。

冷凍した春菊は、凍ったままみそ汁やスープなどの料理に使うことができます。
春菊は鮮度が落ちやすい野菜ですが、正しい方法で保存することで鮮度を保つことができます。上記の方法を参考に、春菊を美味しくいただきましょう。

茹でてからの冷蔵保存方法

春菊は生で保存するよりも、茹でてから冷蔵保存した方が日持ちします。茹でるときのポイントは、さっと茹でてすぐに冷水にさらし、水気をしっかり絞ることです。
こうすることで、色鮮やかでシャキッとした食感を保つことができます。
1:春菊をさっと茹でます。
2:すぐに冷水にさらします。
3:水気をしっかり絞ります。
4:保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。

冷蔵保存した春菊は、2~3日ほど日持ちします。

冷凍保存方法

長期保存したい場合は冷凍保存がおすすめです。冷凍することで栄養価をあまり損なうことなく、いつでも新鮮な春菊を楽しむことができます。
まずは、春菊を洗って水気を切ります。収穫した春菊は、流水で丁寧に洗って汚れや虫を落とします。その後、水気をしっかりと切っておきます。
次に、春菊を軽く湯通しします。大きな鍋に湯を沸かし、春菊をさっと湯通しします。湯通しする時間は30秒程度が目安です。湯通しすることで、色鮮やかさを保ち、アク抜きにもなります。

湯通しした春菊は、すぐに冷水にさらして冷まします。冷めることで、食感や色を保つことができます。
冷ました春菊は、水気をしっり切って、食べやすい大きさにカットします。
最後に、カットした春菊を保存袋に入れて空気を抜いて封をし、冷凍庫で保存します。この状態で、約1ヶ月程度保存することができます。
冷凍した春菊は、凍ったまま料理に使用することができます。炒め物や鍋物、スープなど、様々な料理に活用できます。また、おひたしやナムルなど、生の状態でも美味しく食べることができます。

春菊は生の状態では日持ちがしない野菜ですが、冷凍することで細胞壁が壊れ、冷凍庫内の空気と触れる機会が減るため、酸化が抑えられ、栄養価や風味をほとんど損なうことなく保存することができます。


下ごしらえのポイント

下ごしらえのポイントは、春菊のアクを抜くことです。アクはえぐみの原因となるため、しっかりと取り除く必要があります。
春菊のアク抜き方法は、以下の手順で行います。

1:根元を切り落とし、葉を1枚ずつ丁寧にちぎる。
2:茎は固いので、食べやすい大きさに切る。
3:ボウルに春菊を入れて、たっぷりの水にさらす。春菊が完全に浸るようにする。
4:10分ほど置くと、アクが抜けてくる。
5:アク抜きが終わったら、春菊をざるに上げて水気を切る。

アク抜きをした春菊は、スープや鍋物、炒め物など、さまざまな料理に使うことができます。
栄養価の高い野菜なので、積極的に摂取しましょう。

調理方法

春菊は、独特の苦みと香りを持つ葉物野菜です。様々な料理に利用できますが、ここでは春菊を美味しく調理するための手順をご紹介します。
主に炒め物、鍋物、汁物など様々な料理に利用できます。
以下に、いくつかの調理方法を紹介します。

・炒め物:春菊を他の野菜や肉類と一緒に炒めます。ごま油やニンニクを使うと風味が増します。
・鍋物:春菊は鍋物の具材としても人気です。さっと茹でてから鍋に入れると、シャキシャキとした食感を楽しめます。
・汁物:春菊は味噌汁やスープの具材としても最適です。他の野菜や豆腐と一緒に煮込むと、栄養価の高い汁物になります。
・サラダ:生の春菊をサラダにして食べることもできます。苦みがあるので、ドレッシングには酸味のあるものを選ぶと食べやすくなります。

春菊をもっと楽しみたい!オススメレシピ

春菊は栄養価の高いだけでなく、独特の苦みと香りが魅力的な野菜です。今回は春菊を使ったおすすめレシピを4つご紹介します。
どれも簡単に作れるので、ぜひ試してみてください!
 ・春菊とエビアボカドのサラダ 
 ・春菊のナムル風おにぎり
 ・春菊と卵のスープ
 ・春菊入りすき焼き

この他にも、春菊を使ったレシピはたくさんあります。ぜひ、お気に入りのレシピを見つけて、春菊をもっと楽しんでみてください!

春菊とエビアボカドのサラダ 

春菊とアボカドのサラダは、 とてもヘルシーで香ばしい一品になります 。
春菊ならではのほろ苦さは、ドレッシングに含まれるはちみつやしょうゆで和らげられ、アボカドのまろやかさが加わることでバランスの良い味になります。

■材料
春菊(葉の部分):1束(約100g)
アボカド:1個
むきエビ:100g
サクラエビ(乾燥):大さじ2

■ドレッシングの材料
オリーブオイル:大さじ2
レモン汁:大さじ1
醤油:小さじ1
はちみつ:小さじ1
にんにく(すりおろし):少々(好みで)

作り方の手順は次のとおりです。
1:春菊は洗ってしっかり水気を切り、一口大にちぎる。 
2:アボカドは皮をむき、種を取って薄切りにする。 
3:むきエビは沸騰した湯で1分ほど茹でて水気を切るか、フライパンで軽く炒める。 
4:フライパンを中火で熱し、油を使わずにサクラエビを軽く炒る。香ばしい香りが立ったら取り出し、冷ましておく。 
5:小さなボウルに、オリーブオイル、レモン汁、醤油、はちみつ、にんにくを混ぜ合わせる。 
6: 大きなボウルに春菊、アボカド、むきエビ、を入れ、ドレッシングを回しかけて軽く混ぜる。 最後に炒ったサクラエビをのせる。 

このサラダは、春菊の栄養価とアボカドの美容効果が期待できる一品でもあります。春菊にはビタミンAやビタミンCが豊富に含まれており、免疫力を高める効果があります。
また、アボカドはオレイン酸やビタミンEが豊富に含まれており、アンチエイジング効果が期待できます。

また、アレンジとして、春菊を茹でてから和える方法があります。茹でて和えると春菊の苦味が軽減され、食べやすくなります。


春菊のナムル風おにぎり

春菊独特のほろ苦さを活かしたナムル風おにぎりは、ピリ辛の味がアクセントになり、食欲をそそる一品です。
春菊は下茹でして水気を絞り、ごま油、醤油、鶏がらスープの素、すりごま、にんにく、豆板醤で和えることで、ナムル風の味わいに仕上がります。
おにぎりは、ご飯を握るときに刻んだ春菊を混ぜ込むことで、一口ごとに春菊の香りと食感が楽しめます。お好みで、白ごまをトッピングしても良いでしょう。

材料:
・春菊:1束
・ご飯:2膳分
・ごま油:大さじ1
・醤油:小さじ2
・鶏がらスープの素:小さじ1/2
・すりごま:大さじ1
・にんにく:1片
・豆板醤:小さじ1/2
・白ごま:適量

作り方:
1:春菊は根元を切り落とし、3cm幅に切ります。
2:鍋に湯を沸かし、塩少々を加えて春菊を茹でます。
3:春菊が鮮やかな緑色になったらザルに上げ、冷水に浸して粗熱を取ります。
4:水気をよく絞った春菊を、ごま油、醤油、鶏がらスープの素、すりごま、すりおろしたにんにく、豆板醤で和えます。
5:ご飯を握り、刻んだ春菊を混ぜ込みます。
6:おにぎりを握り、お好みで白ごまをトッピングします。

ポイント:
・春菊は、鮮やかな緑色で葉がしっかりとしたものを選びましょう。
茹で時間は、さっと火が通る程度が目安です。
豆板醤の量は、お好みで調整してください。
春菊のナムルは、作り置きも可能です。冷蔵庫で2〜3日保存できます。

春菊と卵のスープ

春菊の独特の香りとほろ苦さを活かした、優しい味わいのスープです。春菊の栄養価もたっぷり摂れるので、健康にも良いメニューです。

<材料>
春菊:1束
卵:1個
水:500ml
鶏がらスープの素:小さじ1
塩:小さじ1/2
こしょう:少々
ごま油:小さじ1

<作り方>
1:春菊は葉と茎に分け、葉はざく切り、茎は小口切りにする。
2:鍋に水を入れて沸かし、鶏がらスープの素と塩を加えて溶かす。
3:春菊の茎を入れて2〜3分煮る。
4:春菊の葉を加えてさっと煮る。
5:溶き卵を回し入れ、火が通ったら塩、こしょうで味を調える。
6:器に盛り付けて、ごま油をたらす。

<ポイント>
・春菊は茎も一緒に使うことで、食感と栄養価がアップします。
・卵は溶きほぐしてから入れると、ふんわりとした仕上がりに。
・ごま油の香ばしさが良いアクセントになります。


春菊入りすき焼き 

すき焼きは、フライパンやスキレットで簡単に作ることができ、春菊のシャキシャキ感が楽しめます。
春菊には、ビタミンC、ビタミンK、葉酸など、体に良い栄養素が豊富に含まれています。また、牛肉はタンパク質が豊富です。
このレシピでは、牛肉をフライパンで焼き、割り下を加えて下味をつけたあと一度取り出し、春菊や他の具材と一緒に並べ蒸し煮します。 春菊は火を通しすぎない方が香りが引き立ちます。 
春菊入りすき焼きは、ご飯のおかずにも、お酒のおつまみにもぴったりです。簡単に作ることができ、栄養バランスも良いので、ぜひ一度試してみてください。

<材料>
・牛肉(薄切り):200~300g
・春菊:1束(約200g)
・長ねぎ:1本
・しらたき:100g
・焼き豆腐:1/2丁
・えのき(またはしいたけ):1パック
・卵:人数分(お好みで)
・サラダ油:小さじ1

<割り下>
・醤油:50ml
・みりん:50ml
・砂糖:大さじ2
・酒:50ml
・水:50ml(濃さはお好みで調整)

<作り方>
1:春菊は根元を切り落とし、食べやすい長さに切ります。
2:長ねぎは斜め切り、焼き豆腐は一口大、しらたきは食べやすい長さにカット。
3:えのきは根元を落とし、小房に分けます。
4:スキレットに醤油、みりん、砂糖、酒、水を入れて軽く混ぜ、火にかけ、
5:砂糖が溶けたら、一旦火を止めておきます(事前に家で作って持参してもOK)。
6:スキレットを中火にかけ、サラダ油を薄く敷き、
7:牛肉を軽く焼き、割り下を少しだけ加えて下味をつけます。
8:一旦牛肉を取り出し、スキレットに他の具材を並べます(春菊は最後に加えるとシャキシャキ感が残る)。
9:割り下を回しかけ、蓋(またはアルミホイル)をして2~3分蒸し煮します。

このレシピは、簡単に作れて、栄養満点です。ぜひ、試してみてください。