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2025/03/05 公開

ハイキング初心者向け徹底ガイド|必要な知識・準備・おすすめコース

ハイキング初心者向け徹底ガイド|必要な知識・準備・おすすめコース
近年、自然の中でリフレッシュできるハイキングが人気を集めています。しかし、「初心者だから不安」「何から始めればいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

本記事では、初心者の方が安心してハイキングを楽しめるように、分かりやすく徹底解説します。ハイキングの基礎知識から服装、持ち物、注意点、地方別に初心者の方におすすめコースや始め方などを書いていますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事を読めば、あなたもきっとハイキングに出かけたくなるはずです。

ハイキングとは?定義や魅力、登山との違いを解説

ハイキングとは?定義や魅力、登山との違いを解説

山を歩くことはハイキング?登山?どの言い方が正しいのでしょうか。

実はどこからどこまでが「ハイキング」か、という明確なルールはありません。しかし、一般的には登山よりもルートの難易度が低く、高度に専門的な装備が必要ないのがハイキングです。

また、登山が主に山頂を目指して山を登ることを目的にしていることに対し、ハイキングは必ずしも山頂を目指すわけではありません。山麓を散策することや、時には自然豊富な観光名所を散策することもハイキングと呼べるでしょう。

よってハイキングとは、比較的難易度が低いコースで、自然の中を歩くこと全般を指す、と考えてください。登山と比較すると、必要な装備が少なく、初心者でも気軽に始められるのがハイキングの一番の魅力です。

ハイキング初心者が知っておくべき基礎知識

ハイキング初心者が知っておくべき基礎知識

ハイキングは登山よりも危険が少ないとはいえ、自然の中で活動する以上、安全に楽しむためには、いくつかの基礎知識を身につけておく必要があります。

距離や時間、マナー、季節ごとの注意点などを事前に把握しておきましょう。

初心者向けの距離と所要時間の目安

ハイキング初心者は、どれくらいの距離や時間を歩けば良いのでしょうか?無理のない計画を立てるために、目安を知っておきましょう。

また、ここで紹介するのはあくまで「目安」です。個人の体調や体力、コースの特徴もしっかり把握しておきましょう。

推奨される歩行距離:5〜8km

初心者が安全に歩ける距離の目安は、5〜8kmと言われています。この距離なら、体力に自信がない方でも無理なく歩けるでしょう。ハイキングコースの難易度や標高差によっても変わりますが、まずはこの距離を目安に計画を立ててみてください。

ただし、登山コースなどの場合は距離だけでなく、コースの標高差や途中に休憩できる場所があるかなども事前にチェックしておきましょう。

適切な所要時間:2~4時間

ハイキングの所要時間は、個人の体力やペースによって異なります。初心者の場合、2〜4時間を目安にすると良いでしょう。休憩時間も含めて、余裕を持った計画を立てることが大切です。

また、ハイキングの所要時間だけでなく、ハイキングスポットへのアクセス情報は事前に必ず確認しておきましょう。

特に公共交通機関を利用する場合、ハイキングスポットによっては期間限定での運航だったり、便数が少ないこともあるので注意が必要です。

ハイキングのマナー

ハイキングは、自然を楽しむだけでなく、他のハイカーと気持ちよく過ごすためのマナーも重要です。
  • ・ゴミは必ず持ち帰りましょう。また、火事の恐れがあるタバコのポイ捨ては絶対にしてはいけません。
  • ・植物や動物を傷つけないようにしましょう。
  • ・登山道では、すれ違う人に道を譲りましょう。基本的には登る人を優先させるのがマナーです。
  • ・大きな音を出したり、騒いだりしないようにしましょう。

ハイキングの季節と天候について

ハイキングの季節と天候について

ハイキングは、季節や天候によって注意すべき点が大きく異なります。事前に詳細な情報を収集し、適切な準備を綿密に行うことで、安全かつ快適なハイキング体験を楽しむことができます。

季節ごとの自然の美しさを最大限に満喫するためにも、事前の準備は非常に重要です。

初心者におすすめシーズン

ハイキングに最適なシーズンは、春(4-5月)と秋(10-11月)です。

春は、新緑が芽吹き、山々が生命力に満ち溢れる美しい季節です。気温も穏やかで、ハイキングに最適です。

秋は、紅葉が山々を彩り、息をのむような絶景が広がります。春と同様に、気温も安定しており、ハイキングを楽しむのに最適な季節と言えるでしょう。

これらの季節は、初心者にとっても、比較的安全にハイキングの魅力を楽しめるため、特におすすめです。

季節・天候別の注意点と準備

春は、日中の気温は穏やかですが、朝晩は冷え込むことがあります。また、天候が変わりやすく、急な雨や風に見舞われることもあります。

そのため、重ね着で体温調節をしやすい服装を選び、レインウェアや防風性のあるジャケットを必ず持参しましょう。

夏のハイキングは、気温が高く、熱中症のリスクが非常に高まります。こまめな水分補給はもちろんのこと、塩分補給も忘れずに行いましょう。

また、日差しが強いため、帽子やサングラス、日焼け止めなどの紫外線対策も必須です。午後は雷雨が発生しやすいので、早朝に出発し、早めに下山するようにしましょう。

秋は、日が短くなるため、早めの出発と到着を心がけることが重要です。また、山間部では、急激な気温低下や濃霧が発生することもあります。

防寒対策として、フリースやダウンジャケットなどを持参しましょう。紅葉シーズンは、登山道が混雑するため、時間に余裕を持った計画を立てることをおすすめします。

冬のハイキングは、積雪や凍結に注意が必要です。防寒対策として、厚手のダウンジャケットや手袋、帽子、ネックウォーマーなどを着用しましょう。

特に冬の山間部は危険なので、初心者のハイキングにはおすすめできません

雨天

雨天時のハイキングは、足元が悪くなり、滑落や転倒のリスクが高まります。滑りにくい登山靴を選び、レインウェアを必ず着用しましょう。

また、レインウェアは、防水性だけでなく、透湿性も高いものを選ぶと、蒸れずに快適に過ごせます。冬のハイキング同様、雨の日も危険が高まるので、コースによっては初心者におすすめはできません。

ハイキング初心者の服装と持ち物

ハイキング初心者の服装と持ち物

ハイキングを快適に楽しむためには、適切な服装と持ち物が欠かせません。季節や天候に合わせて準備しましょう。特に安全面に関わるものは、必ず持参するようにしてください。

季節ごとの適切な服装選び

ハイキングでは、季節ごとに適した服装を選ぶことが重要です。街中とは異なり、自然の中では気温や天候の変化が激しいため、快適に過ごすための準備が欠かせません。

各季節に適した服装を確認し、ハイキングスポットの気温や天候情報も事前にチェックして、必要な装備を整えましょう。

春の服装とポイント

春は気温の変化が大きいため、重ね着で体温調節をすることが大切です。
  • ・ベースレイヤー(肌着):吸湿速乾性に優れた素材を選びましょう。
  • ・ミドルレイヤー(中間着):フリースや薄手のダウンなど、保温性のある素材を選びましょう。
  • ・アウターレイヤー(一番外側に着るもの):防水性・防風性のある素材を選びましょう。
  • ・靴:トレッキングシューズやハイキングシューズなど、歩きやすい靴を選びましょう。
  • ・帽子:紫外線対策として、つばの広い帽子を被りましょう。

夏の服装とポイント

夏は気温が高く、汗をかきやすいので、通気性・速乾性に優れた服装を選びましょう。
  • ・速乾性Tシャツ:綿素材は避け、ポリエステルなどの速乾性素材を選びましょう。
  • ・薄手の長袖シャツ:紫外線対策、虫刺され対策として薄手の長袖シャツがあると便利です。
  • ・ハーフパンツまたは薄手の長ズボン:動きやすく、通気性の良い素材を選びましょう。
  • ・帽子:紫外線対策として、つばの広い帽子を被りましょう。
  • ・サングラス:紫外線対策として、UVカット機能付きのサングラスをかけましょう。

秋の服装とポイント

  • ・秋は気温が下がり始めるので、保温性のある服装を選びましょう。
  • ・長袖シャツ:吸湿速乾性に優れた素材を選びましょう。
  • ・フリース:保温性のある素材を選びましょう。
  • ・ウィンドブレーカー:防風性のある素材を選びましょう。
  • ・靴下:厚手の靴下で足元を暖かく保ちましょう。

冬の服装とポイント

冬は気温が低く、積雪や凍結に注意が必要です。防寒対策をしっかり行いましょう。
  • ・ベースレイヤー(肌着):保温性・吸湿速乾性に優れた素材を選びましょう。
  • ・ミドルレイヤー(中間着):フリースやダウンなど、保温性のある素材を選びましょう。
  • ・アウターレイヤー(一番外側に着るもの):防水性・防風性・透湿性に優れた素材を選びましょう。
  • ・帽子:ニット帽など、耳まで覆える帽子を被りましょう。
  • ・手袋:防水性・保温性のある手袋を選びましょう。

必須の持ち物チェックリスト

安全で快適なハイキングのために、以下の持ち物を準備しましょう。

安全装備

  • マップとコンパス:現在地の確認と道に迷った際に必要です。
  • ・GPSデバイス:地図と併用することで、より正確な位置情報が得られます。
  • ファーストエイドキット(救急キット):簡単な怪我の応急処置や体調不良の対応ができるよう準備しましょう。
  • 防水ジャケットとレインパンツ:急な雨や風から身を守ります。
  • ・多目的ナイフまたはツール:様々な状況で役立つ便利な道具です。
  • ヘッドランプまたは懐中電灯(予備の電池付き):暗い場所や夜間の移動に必要です。
  • エマージェンシーブランケット(防寒用アルミシート):体温の低下を防ぎ、保温性を保ちます。
  • :緊急時に自分の位置を知らせるために使用します。
  • マッチ/ライター(防水容器入り):火を起こす必要がある場合に役立ちます。
  • ・サングラスと日焼け止め:紫外線から目と肌を守ります。
  • ・グローブ:手を保護し、保温性も確保します。

飲食物

  • :こまめな水分補給は熱中症対策に必須です。
  • 行動食(歩きながら手軽に食べられるチョコレートや飴など):エネルギー補給に役立ちます。
  • ・昼食:ハイキング中のエネルギー補給に必要です。
  • ・非常食:予期せぬ事態に備えて準備しましょう。
  • ・塩分補給用品(塩あめ等):発汗による塩分不足を防ぎます。
  • ・水筒:水分補給に必要です。

その他必需品

  • 携帯電話と充電器:緊急時の連絡手段として重要です。
  • ・バックパック:必要な持ち物を収納し、運びやすくします。
  • ・フリースまたは保温効果のある服:気温の変化に対応します。
  • ・ヘッドカバーや帽子:頭部を保護し、日差しや寒さから守ります。
  • 歩きやすい靴やブーツ:長時間の歩行を快適にします。
  • ・カメラや双眼鏡(必要に応じて):景色や動植物の観察に役立ちます。

初心者がやりがちな持ち物のミス

初心者がやりがちな持ち物のミスとして、以下のものが挙げられます。
  • ・荷物が多すぎる:必要最低限の荷物に絞り、軽量化を心がけましょう。
  • ・水が足りない:多めに水を持参し、こまめに水分補給をしましょう。
  • ・雨具がない:天候が変わりやすい山の天気。雨具は必ず持参しましょう。
  • ・地図やコンパスがない:道に迷ったときのために、地図やコンパスは必ず持参しましょう。

地域別|初心者におすすめのハイキングコース

地域別|初心者におすすめのハイキングコース

全国には、初心者におすすめのハイキングコースがたくさんあります。自分のレベルや好みに合ったコースを見つけて、ハイキングに出かけましょう。

関東の初心者向けハイキングコース

関東地方で初心者向けのハイキングコース6選を紹介します。

【都心から一番近い展望台】高尾山

【都心から一番近い展望台】高尾山
都心からのアクセスも良く、初心者でも気軽に楽しめる高尾山(たかおさん)。山頂からは、都心の景色を一望できます。ケーブルカーを利用すれば、さらに手軽にハイキングを楽しめます。

高尾山は、年間を通して多くの観光客やハイカーが訪れる人気のスポットであり、その魅力は標高599mという手軽さでありながら、豊かな自然と美しい景観を楽しめることです。

登山道が複数あり、自分の体力や好みに合わせてコースを選ぶことができます。また、山頂付近にはレストランやお土産店も充実しており、ハイキング後の食事や買い物も楽しめます。

初心者でも気軽に楽しめるため、ハイキングデビューにはぴったりの山と言えるでしょう。

<基本情報>
・住所:東京都八王子市高尾町
・コース入口:高尾山ケーブルカー 清滝駅
・アクセス:京王電鉄高尾線 高尾山口駅から徒歩5分

【雄大な景色と豊かな自然を満喫】大山

【雄大な景色と豊かな自然を満喫】大山

豊かな自然と雄大な景色が魅力の大山(おおやま)。山頂からは、相模湾や富士山を望むことができます。ケーブルカーを利用すれば、体力に自信がない方でも登ることができます。

大山は、古くから信仰の対象として崇められてきた歴史ある山であり、山中には多くの史跡や文化財が残されています。また、四季折々の美しい自然を楽しめることでも知られており、春は新緑、秋は紅葉の名所として多くの人々が訪れます。

登山道も複数整備されており、初心者から上級者まで楽しめるコースが揃っています。特に、「阿夫利神社」から山頂へと続く参道は、歴史と自然を感じながら歩ける人気のコースです。

大山は、豊かな自然と歴史、美しい景観を楽しめる魅力的な山であり、初心者から経験豊富なハイカーまで、多くの人々におすすめできる山です。

<基本情報>
・住所:神奈川県伊勢原市大山
・コース入口:大山ケーブルカー 大山ケーブル駅
・アクセス:小田急電鉄小田原線 伊勢原駅からバス約30分+徒歩約15分

【関東平野を一望する双峰】筑波山

【関東平野を一望する双峰】筑波山

関東平野を一望できる筑波山(つくばさん)。男体山と女体山の2つの山頂があり、それぞれ異なる景色を楽しめます。筑波山は、日本百名山の一つにも数えられており、その美しい山容と豊かな自然は多くの人々を魅了しています。

また、筑波山は、古くから信仰の対象として崇められてきた歴史ある山であり、山中には多くの史跡や文化財が残されています。

山頂からは、関東平野を一望できるだけでなく、天気が良ければ富士山や南アルプスも望むことができます。

登山道は複数あり、コースによって初心者から上級者まで楽しむことができます。初心者におすすめの御幸ヶ原から山頂へと続くコースは、美しい自然林の中を歩ける人気のコースです。

<基本情報>
・住所:茨城県つくば市筑波1番地1
・コース入口:筑波山神社
・アクセス:筑波山ケーブルカー 宮脇駅から徒歩約10分

【春の桜と史跡を巡る】三毳山

【春の桜と史跡を巡る】三毳山

三毳山(みかもやま)は、春には桜、秋には紅葉と、四季折々の美しい自然を楽しめる山です。花の百名山としても知られており、特にカタクリの花は有名です。春の桜の時期には、山全体がピンク色に染まり、訪れる人々を魅了します。

また、山頂からは関東平野を一望できる絶景が広がります。山中には古墳や城跡などの史跡も点在しており、歴史を感じながらハイキングを楽しめるのも魅力の一つです。

登山道はよく整備されており、初心者でも安心してハイキングを楽しめます。三毳山は、自然と歴史の両方を楽しめる、おすすめのハイキングスポットです。

<基本情報>
・住所:栃木県佐野市黒袴町
・コース入口:みかも山公園東口
・アクセス:JR両毛線 岩舟駅からバス12分

【房総の絶景パノラマ】鋸山

【房総の絶景パノラマ】鋸山

鋸山(のこぎりやま)は、房総半島に位置する標高329mの山です。鋸山は、その独特な山容と絶景で知られており、多くのハイカーや観光客が訪れます。山頂からは、東京湾や富士山、伊豆半島などを見渡すことができます。

鋸山には「日本寺」という古刹があり、山の南側斜面の10万坪余りを境内としています。

境内の山頂エリアには、約30mの「百尺観音」や、突き出た岩の先端まで行ける「地獄のぞき」など、見どころ満載です。

その他のエリアにも、高さ31.05m、摩崖仏(自然の岩肌に彫られた仏像)では日本一の仏像や、1,553体の石仏群が安置されている「千五百羅漢」なども人気のスポットです。

ハインキング初心者に人気のコースは、ロープウェイで山頂まで上がり、各スポットを観光しながら降りてくるコースです。

<基本情報>
・住所:千葉県鋸南町元名
・コース入口:鋸山ロープウェー 山麓駅
・アクセス:JR内房線 浜金谷駅から徒歩約10分

【湖畔の静寂と共に歩く】榛名山

【湖畔の静寂と共に歩く】榛名山

榛名山(はるなさん)は、群馬県にある標高1,449mの山です。山頂からは、榛名湖や周辺の山々を一望できる絶景が広がります。榛名山は、日本二百名山の一つにも数えられており、その美しい山容と豊かな自然は多くの人々を魅了しています。

また、榛名山は、古くから信仰の対象として崇められてきた歴史ある山であり、山中には多くの史跡や文化財が残されています。

標高1,100mには榛名山の噴火によってできたカルデラ湖「榛名湖」があり、湖畔の静寂な雰囲気の中でハイキングを楽しめます。また、条件がそろえば「逆さ榛名富士」を見ることもできます。

初心者へのおすすめは、榛名富士山頂へと続く、美しい自然林の中を歩ける人気のコースです。ロープウェイでも山頂へ行くことができるので、行きか帰りのどちらかでロープウェイを使うという選択肢もあります。

<基本情報>
・住所:群馬県高崎市榛名湖町
・コース入口:榛名富士登山口
・アクセス:JR高崎駅からバス約90分+徒歩20分

甲信越の初心者向けハイキングコース

甲信越地方で初心者向けのハイキングコース5選を紹介します。

【高山植物の宝庫!四季折々の美しさ】蓼科山

【高山植物の宝庫!四季折々の美しさ】蓼科山

蓼科山(たてしなやま)は、日本百名山の一つにも数えられている、長野県にある標高2,531mの山です。高山植物の宝庫として知られており、四季折々の美しい自然を楽しめます。その美しい山容と豊かな自然は多くの人々を魅了しています。

また、山頂からは八ヶ岳連峰や南アルプスを一望できる絶景が広がります。

初心者がハイキングを楽しむならば、おすすめはゴンドラリフトを利用して上がる「御泉水自然園」の散策です。遊歩道が整備されていて、ファミリーで楽しむことができます。

体力に自信がある人は御泉水自然園から山頂を目指すこともできますが、その場合は登山装備で行きましょう。

<基本情報>
 
・住所:長野県北佐久郡立科町芦田八ケ野
・コース入口:ゴンドラ頂上 御泉水自然園駅
・アクセス:茅野駅から御泉水自然公園駅までバス・ゴンドラリフト70分

【高山植物が咲き乱れる絶景】千畳敷カール

【高山植物が咲き乱れる絶景】千畳敷カール

千畳敷カール(せんじょうじきかーる)は、中央アルプスに位置する氷河地形です。夏には、高山植物が咲き乱れ、美しい景色を楽しめます。

また、氷河によって削られたその独特な地形も魅力の一つです。約2万年前の氷河期に発達した氷河で作られたと言われる地形は、見るものを圧倒する迫力と美しさです。

さらに、富士山・北岳・間ノ岳という日本最高3峰を見ることができる、絶景スポットでもあります。

千畳敷カールへとアクセスする千畳敷駅は、日本一標高が高い駅(ロープウェイ駅)として知られています。また、起点駅から終点駅までの標高差950mも日本一です。

千畳敷カールはロープウェイ駅から遊歩道が設置されていますので、初心者でも安心して散策することができます。ただし2,600mを超える高所なので、服装は防寒対策が必要です。

<基本情報>
・住所:長野県駒ヶ根市赤穂
・コース入口:駒ヶ岳ロープウェイ しらび平駅
・アクセス:JR飯田線 駒ケ根駅からバス約45分

【関東平野を一望できる絶景スポット】高ボッチ山

【関東平野を一望できる絶景スポット】高ボッチ山

高ボッチ山(たかぼっちやま)は、標高1,665mの独立峰で、山頂からは360度のパノラマが広がります。特に、夕焼けや雲海の景色は絶景です。高ボッチ山は、その美しい景色から、多くの写真家や観光客が訪れる人気のスポットです。

初心者におすすめのコースは、高ボッチ高原から山頂を目指すコースです。スタート地から標高差が少なく、整備されたハイキングコースを歩くことができます。

また、高ボッチ山は、ハイキングだけでなく、キャンプや星空観察なども楽しめます。高ボッチ高原には、キャンプ場も整備されており、アウトドアを満喫できます。

<基本情報>
・住所:長野県岡谷市
・コース入口:でいたらボッチ館
・アクセス:JRみどり湖駅からタクシー約1時間

【大自然の渓谷美を感じる】昇仙峡

【大自然の渓谷美を感じる】昇仙峡

昇仙峡は、国の特別名勝に指定され、「日本一の渓谷美」と言われる観光名所です。奇岩がそびえ立つ「覚円峰」、日本の滝百選にも選ばれている「仙娥滝」などが織りなす美しい景色を楽しめます。

他にも、パワースポットとしても知られる石門など、見どころがたくさんある人気スポットです。

小さい子供を連れて散策する場合は、昇仙峡滝上駅から仙娥滝、石門を経由して覚円峰を巡るコースがおすすめです。

ハイキングを楽しむなら、グリーンライン昇仙峡 バス停をスタートに、遊歩道を歩くコースがおすすめです。昇仙峡は、ハイキングだけでなく、紅葉狩りや渓流釣りなど、どんな方でも楽しめる場所です。

<基本情報>
住所: 山梨県甲府市高成町
・コース入口:グリーンライン昇仙峡 バス停
・アクセス:JR中央本線 甲府駅からバス40分

【日本海と佐渡島を一望】弥彦山

【日本海と佐渡島を一望】弥彦山

弥彦山(やひこやま)は新潟県で有名なハイキングスポットです。標高634mの山で、山頂からは日本海や佐渡島を一望できます。

初心者におすすめのコースは、「弥彦神社」から山頂を目指す表参道コースです。スタート地点の弥彦神社は、縁結びの神様として知られており、多くの参拝客が訪れるパワースポットとして人気です。

ロープウェイを利用すれば、越後平野を眺めながら、手軽に山頂へ行くこともできます。山頂の弥彦山山頂公園には、展望レストランや、高さ100mのパノラマタワーがあり、360度のパノラマ絶景を楽しむことができます。

<基本情報>
・住所:新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦
・コース入口:弥彦神社登山口
・アクセス:JR弥彦線 弥彦駅から徒歩約15分

東海の初心者向けハイキングコース

東海地方で初心者向けのハイキングコース3選を紹介します。

【奇岩と絶景が織りなす神秘的な空間】御在所岳

【奇岩と絶景が織りなす神秘的な空間】御在所岳

三重県の御在所岳(ございしょだけ)は、奇岩や巨岩がつくる自然の造形美が楽しめる山です。また、御在所岳は、四季折々の自然を楽しめることでも知られており、春はツツジ、秋は紅葉の名所として多くの人々が訪れます。

多くの登山客に人気なのは「中登山道」ですが、ハイキング初心者には少し難しいコースなので、ロープウェイを利用して登り、山上公園駅から散策するコースがおすすめです。

遊歩道が整備されているため歩きやすく、スニーカーでも楽しむことができます。ハイキングの後には山麓にある湯の山温泉で疲れを癒しましょう。

<基本情報>
・住所:三重県三重郡菰野町菰野
・コース入口:御在所ロープウェイ
・アクセス:近鉄湯の山線 湯の山温泉駅からバス約10分

【滝と渓谷の癒やし空間】養老公園

【滝と渓谷の癒やし空間】養老公園

養老公園(ようろうこうえん)は、滝や渓谷、春の桜秋の紅葉などの自然美、さらにはアート作品まで楽しめる公園で、老若男女問わず楽しむことができるスポットです。

日本の滝百選にも選ばれている「養老の滝」は、滝の名前の由来になった伝説も有名です。落差約30mの雄大な姿を見ることができます。

また、園内にある体験型アート「養老天命反転地」も人気のスポットで、身体の感覚が刺激される不思議な空間が楽しめます。

初心者におすすめのハイキングコースは、「こどもの国」から入って、養老の滝を目指すコースです。遊歩道が整備されており、気軽にハイキングを楽しめます。

<基本情報>
・住所:岐阜県養老郡養老町高林1298−2
・コース入口:こどもの国(養老公園内)
・アクセス:養老鉄道 養老駅から徒歩10分

【歴史ロマンを感じる城下町ハイキング】犬山城周辺

【歴史ロマンを感じる城下町ハイキング】犬山城周辺

犬山城(いぬやまじょう)は、国宝に指定されている城で、城下町には古い町並みが残っています。城下町を散策しながら、歴史ロマンを感じることができます。

初心者におすすめのコースは、名鉄犬山駅からスタートする「犬山七福めぐり」です。7箇所ある寺社で御朱印が受けられます(1寺社200円)。

御朱印を集めて回るだけでも楽しむことができ、同時に犬山の城下町を満喫することができます。

<基本情報>
・住所:愛知県犬山市
・コース入口:名鉄犬山駅
・アクセス:名鉄名古屋駅から電車で約25分

関西の初心者向けハイキングコース

関西地方で初心者向けのハイキングコース3選を紹介します。

【古都の歴史と自然を満喫】比叡山

【古都の歴史と自然を満喫】比叡山

比叡山(ひえいざん)は、古くから信仰の対象として崇められてきた霊峰で、その歴史的な価値と美しい自然から、多くの観光客や参拝客が訪れる人気のスポットです。

歴史の教科書でも登場する「比叡山 延暦寺」は、ひとつのお堂のことではなく、比叡山全体のことを指します。

初心者におすすめのコースは、ケーブル八瀬駅から山頂を目指すコースです。このコースはケーブルカーとロープウェイを乗り継いでいくので、乗り物好きにも人気があります。(スタートのケーブル八瀬駅まで叡山電車の観光車両も楽しめます。)

山頂駅から東棟エリアへ向かえば、総本堂である「根本中堂」「阿弥陀堂」「大講堂」などを見ることができます。

延暦寺は、国宝や重要文化財が数多く残されているだけでなく、四季折々の自然を楽しめる魅力的な山です。春の桜や秋の紅葉を楽しむこともできますよ。

<基本情報>
・住所:滋賀県大津市坂本本町4220
・コース入口:叡山ケーブル ケーブル八瀬駅
・アクセス:叡山電鉄叡山本線 出町柳駅から電車14分+徒歩3分

【大阪平野を見下ろす】金剛山

【大阪平野を見下ろす】金剛山

金剛山(こんごうさん)は、大阪府と奈良県の境に位置する山です。大阪府民にとって身近なハイキングスポットとして親しまれていると同時に、関西でも屈指の人気がある山で、年間を通して多くのハイカーが訪れます。

山頂付近には、「葛木神社」「転法輪寺」、登山道には「千早城跡」などの史跡があり、歴史を感じることもできます。また、金剛山は、四季折々の自然を楽しめることでも知られており、特に秋の紅葉は見事です。

山頂からの眺めも良く、大阪平野を一望できます。初心者のハイキングにおすすめなのは、千早本道ルートで山頂を目指すコースです。石段が続くので少しきついですが、歩きやすいです。

<基本情報>
・住所:奈良県御所市高天
・コース入口:金剛登山口バス停
・アクセス:南海高野線 河内長野駅からバス約35分

【花の百名山として親しまれる】伊吹山

【花の百名山として親しまれる】伊吹山

伊吹山(いぶきやま)は、花の百名山として知られ、春から夏にかけて様々な植物を楽しむことができます。また、古くから信仰の対象として崇められてきた歴史ある山であり、山中には多くの史跡や文化財が残されています。

山頂は360度のパノラマが広がり、約350種の植物が生息する「伊吹山頂草原植物群落」として国の天然記念物に指定されています。

ハイキング初心者におすすめなのは、伊吹山ドライブウェイを利用して山頂駐車場まで向かい、そこから頂上を目指すコースです。

駐車場から山頂までは、3つの登山道(1つは下り専用)があり、特に歩きやすい西登山道からは琵琶湖を一望することもできます。

<基本情報>
・住所:滋賀県米原市上野
・コース入口:スカイテラス伊吹山
・アクセス:JR東海道本線 関ケ原駅から約50分 ※期間限定運行

中国の初心者向けハイキングコース

中国地方で初心者向けのハイキングコース2選を紹介します。

【瀬戸内海を一望できる】王子が岳

【瀬戸内海を一望できる】王子が岳

王子が岳(おうじがたけ)は、瀬戸内海国立公園に指定されている山です。高さは234mと低く、ファミリーにも人気があります。

低山ながら山頂からの眺望は素晴らしく、瀬戸内海や瀬戸大橋を一望でき、天気がよい日は四国連山まで見通せます。特に朝日や夕日に映し出される瀬戸内海は絶景と呼ぶにふさわしい光景です。

また、多くの奇岩・巨岩が点在し、「おじさん岩」「にこにこ岩」など、ユニークな形の奇岩も見どころとなっています。

初心者におすすめのコースは、王子が岳国民宿舎前から山頂を目指すコースです。山頂付近は遊歩道が整備されており、気軽にハイキングを楽しめます。

<基本情報>
・住所:岡山県玉野市渋川4丁目
・コース入口:王子が岳国民宿舎前
・アクセス:JR宇野線 宇野駅からバス約40分

【エメラルドグリーンの渓谷美に感動】帝釈峡

【エメラルドグリーンの渓谷美に感動】帝釈峡

帝釈峡(たいしゃくきょう)は、国の名勝に指定されている渓谷で、北部の上帝釈エリアと、神龍湖を中心とした神龍湖エリアに分けられます。帝釈峡の地底には鍾乳洞が無数にあるといわれ、なかでも「白雲洞」が有名です。

その他ダム湖など、見どころがたくさんあり、ハイキングだけでなく、カヤックやサイクリングなども楽しめるスポットです。

初心者におすすめのコースは、帝釈峡トレイルセンターしんりゅう湖からスタートする神龍湖エリア散策ルートです。遊歩道が整備されていて歩きやすく、特に秋は見事な紅葉を楽しむことができます。

<基本情報>
・住所:広島県庄原市東城町帝釈未渡
・コース入口:帝釈峡トレイルセンターしんりゅう湖
・アクセス:JR芸備線 東城駅からタクシー約10分+徒歩約10分

ハイキングを始める方法

ハイキングを始める方法

ハイキングを始める方法は、大きく分けて3つあります。それぞれの特徴をよく理解し、自分の目的やレベルに合った方法を選びましょう。

初心者向けハイキングツアーを利用する

ひとりでハイキングを始める場合、初めてのハイキングは不安なことが多いと思います。そんな方におすすめなのが、初心者向けのハイキングツアーです。

ツアーでは、経験豊富なガイドが同行し、コースの説明や安全対策、装備の使い方など、ハイキングに必要な知識を丁寧に教えてくれます。

また、他の参加者との交流も楽しめるため、ハイキング仲間を見つけたい方にも最適です。

ツアーには、様々なレベルや目的別のコースが用意されているので、自分にぴったりのツアーを見つけましょう。ツアーを利用することで、安心してハイキングデビューを飾ることができます。

ハイキングサークルに参加する

ハイキング仲間を見つけたい方は、ハイキングサークルに参加するのもおすすめです。サークルでは、定期的にハイキングイベントが開催されており、初心者向けのイベントも多数企画されています。

仲間と一緒にハイキングを楽しむことで、モチベーションも高まり、一人ではなかなか続かない人も、長く続けられるでしょう。サークルには、様々な年齢層やレベルのメンバーがいるので、自分と気の合う仲間を見つけやすいはずです。

サークルによっては、ハイキングだけでなく、キャンプやバーベキューなどのアウトドア活動も行っているところもあります。

独学で始める際の注意点

個人でハイキングを始める場合は、安全対策をしっかりと行うことが何よりも大切です。事前にコースの情報を徹底的に収集し、地図やコンパス、GPSなどの必要な装備を必ず準備しましょう。

また、天候の変化にも常に注意を払い、無理のない計画を立てることが重要です。特に初心者の方は、最初は経験者と同行するか、比較的安全なコースを選ぶことをおすすめします。

ハイキングは、自然の中で楽しむアクティビティですが、常に危険が伴うことを忘れずに、慎重に行動しましょう。

安全にハイキングを楽しむコツ

安全にハイキングを楽しむコツ

ハイキングを安全に楽しむためには、いくつかの重要なコツがあります。これらのコツを事前にしっかりと確認し、安全対策を万全にしてハイキングに臨みましょう。

ここでは歩き方や体力配分、トラブル時の対処を解説します。

基本的な歩き方と姿勢

ハイキングでは、正しい歩き方と姿勢を常に意識することが非常に大切です。歩幅は小さく、ゆっくりと歩くことを心がけましょう。また、背筋を伸ばし、視線は進行方向に向けることで、疲れにくく、怪我を防ぐことができます。

特に下り坂では、重心を低く保ち、膝を柔らかく使うことで、膝への負担を軽減できます。これらの基本的な歩き方と姿勢を身につけることで、より快適で安全なハイキングを楽しめます。

体力を無理なく配分する方法

長距離のハイキングでは、体力を適切に配分することが重要です。最初からペースを上げすぎず、自分の呼吸が乱れない程度の一定のリズムで歩くようにしましょう。

また、こまめに休憩を取り、特に登り坂では短い休憩を挟むことで疲労を軽減できます。水分やエネルギー補給も適宜行い、体力に余裕をもって進むことが大切です。

無理のないペース配分を心がけることで、長時間のハイキングも快適に楽しめます。

トラブル発生時の対処法

ハイキングでは、道迷いや天候の急変など、様々なトラブルが発生する可能性があります。もしトラブルが発生しても、大切なのは落ち着いて行動することです。

道に迷った場合は、焦らずに現在地を確認し、正しいルートに戻りましょう。沢を下ってはいけません。

天候が急変し風雨が強まったら、安全な場所に避難し、防寒具を着用します。雷が発生した場合は高所や開けた場所を避け、木の近くで低い姿勢を保ちましょう。

怪我をした場合は、軽傷なら持参した救急セットで応急処置を行い、無理のない範囲で下山します。重傷の場合は動かず、携帯電話や遭難信号を使って助けを呼びましょう。

ハイキングで心も体もリフレッシュしよう!

ハイキングは、初心者でも気軽に楽しめるアウトドアアクティビティです。美しい景色を眺めながら歩くことで、心身のリフレッシュができるだけでなく、運動習慣をつけるきっかけにもなります。

無理のないペースで歩けば、体力向上やストレス解消にもつながります。まずは短めのコースから始めて、少しずつ距離を伸ばしていきましょう。

ハイキングを通じて、新しい発見や達成感を味わいながら、自然の魅力を存分に楽しんでください!