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2025/08/04 公開

手持ち花火の注意点完全ガイド!持ち物からルールまで解説

手持ち花火の注意点完全ガイド!持ち物からルールまで解説
夏の夜空を彩る手持ち花火。家族や友人、恋人と過ごす時間は、かけがえのない思い出になりますよね。
しかし、火を扱うため、正しい知識がないと火傷や火事、近隣トラブルの原因になることも。「何を持っていけばいいの?」「どこでやればいいの?」といった不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、手持ち花火を安全に、そして最大限に楽しむための持ち物リストから、正しいやり方、ルールやマナーまでを徹底解説します。
この記事を読めば、初心者の方でも万全の準備で、最高の「おうち花火」を楽しめるようになります。ぜひ最後まで読んで、素敵な夏の思い出を作ってください。

手持ち花火の持ち物チェックリスト
手持ち花火の持ち物チェックリスト

手持ち花火を楽しむためには、事前の準備が何よりも大切です。ここでは「安全のための必須アイテム」と「あると便利なグッズ」に分けて、持ち物リストをご紹介します。

安全のための必須アイテム一覧

これだけは絶対に忘れないでほしい、安全に直結する持ち物です。火を扱う以上、万が一に備えることが最も重要です。

水をたっぷり入れたバケツ

使い終わった花火をすぐに消火するための「火消しバケツ」です。水の量は、花火全体がしっかり浸かるくらい、たっぷりと用意しましょう。

着火用のロウソクとライター(またはマッチ)

花火に直接ライターで火をつけるのは、火傷の危険がありおすすめできません。ロウソクに火を灯し、そこから花火に火を移す「種火」にすると安全です。風が強い日でも火が消えにくい、安定感のある太いロウソクが便利です。

ゴミ袋

花火の燃えカスやパッケージなど、出たゴミはすべて持ち帰るのがマナーです。分別できるように、複数枚あるとさらに良いでしょう。

懐中電灯

夜は手元や足元が暗く、危険です。落とした花火を探したり、後片付けをしたりする際に役立ちます。スマートフォンのライトでも代用できますが、専用の懐中電灯があると両手が使えて便利です。

あると便利なグッズ一覧

必須ではありませんが、これらがあると快適さが格段にアップします。より楽しく、スムーズに手持ち花火を進めるためのアイテムです。

虫除けスプレー・蚊取り線香

夏の夜は虫が多いもの。特に、立ち止まって花火を楽しむ際は虫に刺されやすくなります。事前にスプレーをしたり、足元で蚊取り線香を焚いたりしておくと快適です。

ウェットティッシュ・タオル

花火の煙や灰で手が汚れたり、飲み物をこぼしたりした際にさっと拭けて便利です。

レジャーシート

地面に荷物を直接置きたくない場合や、座ってゆっくり楽しみたい場合に役立ちます。

飲み物

夏の夜は意外と喉が渇きます。熱中症対策のためにも、水分補給は忘れずに行いましょう。

救急セット

万が一の火傷に備えて、絆創膏や消毒液、冷却シートなどがあると安心です。

安全な楽しみ方と注意点3ステップ
安全な楽しみ方と注意点3ステップ

持ち物が準備できたら、いよいよ実践です。ここでは「準備」「実践」「後片付け」の3つのステップに分けて、安全な楽しみ方と注意点を解説します。

準備編:場所選びと服装のポイント

花火を始める前の準備が、安全を大きく左右します。
■場所選びのポイント
燃えやすいもの(枯れ草、紙類、建物など)が周りにない、開けた場所を選びましょう。水道が近くにあると、バケツの水がなくなってもすぐに補充できて安心です。風が強い日は、火の粉が予期せぬ方向に飛ぶ危険があるため、中止する勇気も大切です。
■服装の注意点
ナイロンやポリエステルなどの化学繊維は、火の粉で穴が開きやすく、燃え広がる危険があります。燃えにくい綿素材の長袖・長ズボンが最も安全です。また、足元はサンダルではなく、つま先が保護されている靴を選び、万が一花火を落としても火傷しないように備えましょう。

実践編:正しい火の付け方と持ち方

いよいよ花火に火をつけます。正しい使い方を守って、安全に楽しみましょう。
■安全な火の付け方
花火のパッケージに書かれている「遊び方」や「注意書き」を必ず読んでください。前述の通り、ロウソクを「種火」にして火を移すのが安全です。一度にたくさんの花火に火をつけるのは危険なので、1本ずつ楽しみましょう。
■正しい持ち方と向き
手持ち花火は、腕を伸ばして、できるだけ体から離して持ちます。花火の先端を人や家、燃えやすいものに向けないように常に注意してください。特に、噴出花火や打ち上げ花火を手で持つのは絶対にやめましょう。
■遊び終わった花火の扱い
火が消えたように見えても、まだ高温の場合があります。遊び終わった花火は、すぐに水の入ったバケツに入れ、確実に消火してください。

後片付け編:確実な消火とゴミ処理

楽しい時間の締めくくりは、きれいな後片付けです。
■確実な消火
水につけた花火は、すぐにゴミ袋に入れるのは危険です。最低でも30分以上、できれば一晩は水につけておき、内部の火種まで完全に消火させましょう。再燃焼による火事を防ぐための重要な工程です。
■ゴミの分別と持ち帰り
完全に消火したことを確認したら、水をよく切り、ゴミ袋に入れます。花火の燃えカス、パッケージ、ロウソクなど、自分たちが出したゴミはすべて持ち帰るのが鉄則です。ゴミの分別は、お住まいの自治体のルールに従ってください。

手持ち花火の基本ルールとマナー
手持ち花火の基本ルールとマナー

手持ち花火は、自分たちだけでなく、周りの人々への配慮も必要です。
ここでは、守るべき基本的なルールとマナーを解説します。

花火が許可されている場所と時間の確認方法

「どこで花火をしてもいいの?」という疑問は非常に重要です。
■場所の確認
花火ができるかどうかは、場所(自治体や公園など)によってルールが異なります。多くの自治体では、火災予防条例などで花火に関するルールが定められています。
まずは、花火をしたい市区町村のホームページで「花火 条例」などと検索して確認しましょう。公園の場合は、公園の入り口にある看板や、公園を管理する部署のウェブサイトでルールを確認してください。
■時間の確認
条例で時間が定められている場合もありますが、特に決まりがない場合でも、夜9時以降は避けるのが一般的なマナーです。大きな音や光は、近隣住民の迷惑になる可能性があります。

煙や騒音など近隣への配慮

自分たちが楽しむことで、誰かが不快な思いをしないように気を配りましょう。
■煙の向きに注意する
風向きを考えて、洗濯物や開いている窓がある方向に煙がいかないように配慮しましょう。
■大声で騒がない
楽しいとつい声が大きくなりがちですが、夜間は特に声が響きます。周りに住んでいる方々の迷惑にならないよう、落ち着いて楽しみましょう。
■事前の声かけ
もし自宅の庭などで花火をする場合は、事前にお隣さんへ「今晩、少しだけ庭で花火をします」と一声かけておくと、より丁寧でトラブルを防げます。

子供と楽しむ際の特別な注意点

子供にとって花火は特別な体験ですが、危険も伴います。大人がしっかりと安全を管理しましょう。
■必ず大人が付き添う
子供だけで花火をさせるのは絶対にやめてください。必ず保護者がそばにいて、使い方を教え、安全を見守りましょう。
■花火を振り回さないように教える
子供は興奮すると花火を振り回してしまうことがあります。「花火の先は、人や物がない下に向けるんだよ」と具体的に教えてあげてください。
■1本ずつ渡す
一度に複数本渡すと、遊びに夢中になって危険な使い方をする可能性があります。1本ずつ渡し、終わったら火消しバケツに入れる、というルールを一緒に実践しましょう。

手持ち花火に関するよくある質問
手持ち花火に関するよくある質問

最後に、手持ち花火に関するよくある疑問にお答えします。

マンションのベランダや庭で花火はできる?

マンションのベランダでの花火は、管理規約で禁止されていることがほとんどです。
煙や臭いが近隣の部屋に入ったり、火災報知器が作動したりするリスクが非常に高いため、原則としてやめましょう。一戸建ての庭であっても、隣家との距離が近い場合は、煙や音に十分な配慮が必要です。

公園で花火をするルールは?

公園での花火は、自治体や公園ごとにルールが大きく異なります。
「花火全面禁止」の公園もあれば「手持ち花火のみ可」「夜9時まで」など条件付きで許可されている場合もあります。
必ず事前に自治体のホームページや公園の看板でルールを確認してください。

使い終わった花火はいつ捨てる?

火消しバケツに一晩つけて、完全に消火したことを確認してから捨てましょう。見た目では火が消えていても、内部で火種がくすぶっている可能性があります。
ゴミ袋の中で再燃焼し、火事になるケースも報告されています。安全を最優先し、焦らずに処理してください。

まとめ
まとめ

正しい知識と少しの心遣いがあれば、手持ち花火は最高の夏の思い出になります。この記事を参考に、ぜひ安全で楽しいひとときをお過ごしください。