新しい年の幕開け、あなたは2026年の初詣にどこへ行こうか考えていますか? 「毎年同じ神社だから、今年は気分を変えてみたい」「恋人や友人と楽しめる、屋台がたくさん出ている人気の場所はどこだろう?」そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、東京・関東エリアで初詣におすすめの有名な神社やお寺を、ランキング形式や目的別にご紹介します。 アクセス情報やご利益、気になる屋台や混雑状況まで詳しく解説するので、あなたにぴったりの初詣スポットがきっと見つかります。ぜひ参考にして、素敵な一年のスタートを切ってくださいね。
東京・関東の初詣人気スポット
まずは、毎年多くの参拝者で賑わう、東京・関東エリアで特に人気の高い初詣スポットをご紹介します。どこに行くか迷ったら、この中から選べば間違いなしです。
明治神宮(東京・渋谷区)
日本一の参拝者数を誇る、都心のオアシスとして知られるのが明治神宮です。明治天皇と昭憲皇太后をお祀りしており、広大な敷地は豊かな緑に囲まれ、都心にいることを忘れさせてくれます。原宿駅からすぐというアクセスの良さも魅力で、例年、三が日には約300万人もの人々が訪れます。
■主なご利益
家内安全、身体安全、良縁祈願、厄祓いなど。
■見どころ
本殿へ続く玉砂利の参道や、日本一の大きさを誇る木造の「大鳥居」は圧巻です。「夫婦楠(めおとくす)」は縁結びや夫婦円満のパワースポットとして人気があります。
■屋台・混雑情報
境内には屋台の出店はありませんが、周辺の竹下通りや表参道には飲食店が多数あります。大晦日の22時から元日の3時の間と、三が日の日中(10時~15時頃)が特に混雑します。
■基本情報
所在地:東京都渋谷区代々木神園町1-1
アクセス:JR「原宿駅」から徒歩約1分、東京メトロ「明治神宮前〈原宿〉駅」から徒歩約1分
浅草寺(東京・台東区)
都内最古のお寺で、下町情緒あふれる初詣を楽しめるのが浅草寺(せんそうじ)です。 「浅草の観音様」として親しまれ、国内外から多くの観光客が訪れます。
ご本尊は「聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)」で、あらゆる願い事を叶えてくれると言われています。
■主なご利益
所願成就(心に願うこと全般が成就する)のご利益で有名です。
■見どころ
大きな赤い提灯がシンボルの「雷門」から本堂まで続く「仲見世通り」は、食べ歩きやお土産選びが楽しめます。ライトアップされた五重塔も幻想的で美しいです。
■屋台・混雑情報
仲見世通りをはじめ、境内やその周辺には数多くの屋台が出店し、お祭りのような賑わいを見せます。特に三が日は大変混雑するため、時間に余裕を持って訪れましょう。
■基本情報
所在地:東京都台東区浅草2-3-1
アクセス:東武スカイツリーライン・東京メトロ銀座線・つくばエクスプレス・都営浅草線「浅草駅」から徒歩約5分
川崎大師 平間寺(神奈川・川崎市)
「厄除けのお大師さま」として全国的に有名なのが、川崎大師 平間寺(へいけんじ)です。 厄除弘通(やくよけぐずう)のご利益を求めて、毎年多くの参拝者が訪れます。特に厄年の方や、新しい年をすっきりとした気持ちで迎えたい方におすすめの初詣スポットです。
■主なご利益
厄除け、家内安全、開運、健康長寿など。
■見どころ
毎日行われる「お護摩(ごま)」は、燃え盛る炎で煩悩を焼き払い、災厄を消除する力強いご祈祷です。大本堂の荘厳な雰囲気も心を清めてくれます。
■屋台・混雑情報
境内や参道には、名物の「とんとこ飴」を売るお店や、だるま店、多くの屋台が立ち並び、活気に満ちています。三が日は入場規制がかかるほど混雑します。
■基本情報
所在地:神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
アクセス:京急大師線「川崎大師駅」から徒歩約8分
成田山新勝寺(千葉・成田市)
1,000年以上の歴史を持つ、不動明王信仰の中心地である成田山新勝寺。 江戸歌舞伎の第一人者である初代團十郎家が深く帰依したことでも知られ、開運厄除や心願成就にご利益があると言われています。広大な境内には歴史的な建造物が点在し、見どころも豊富です。
■主なご利益
開運厄除、交通安全、商売繁昌、健康長寿など。
■見どころ
ご本尊・不動明王の智慧の炎で煩悩を焼き尽くす「御護摩祈祷」は必見です。色彩豊かな三重塔や、美しい庭園が広がる成田山公園の散策もおすすめです。
■屋台・混雑情報
約800m続く表参道には、うなぎ料理店やお土産屋、屋台が軒を連ね、一日中楽しめます。JR・京成「成田駅」から徒歩圏内ですが、正月期間は交通規制があるため公共交通機関の利用が推奨されます。
■基本情報
所在地:千葉県成田市成田1番地
アクセス:JR成田線・京成本線「成田駅」から徒歩約10分
鶴岡八幡宮(神奈川・鎌倉市)
古都・鎌倉のシンボルであり、武家の守護神として崇敬されてきた鶴岡八幡宮。 源頼朝ゆかりの神社としても知られ、勝運や出世のご利益を求めて多くの人が訪れます。歴史的な雰囲気を感じながら、新年の誓いを立てるのにふさわしい場所です。
■主なご利益
勝運、出世、仕事運、安産、縁結びなど。
■見どころ
朱塗りの鮮やかな本宮(上宮)や、源氏池に浮かぶ「旗上弁財天社」など、見どころが満載です。参道である「段葛(だんかずら)」を歩きながら、鎌倉の街並みを楽しむのも良いでしょう。
■屋台・混雑情報
境内の参道沿いや周辺に屋台が出店します。鎌倉駅周辺から鶴岡八幡宮までの小町通りも非常に混雑するため、時間に余裕を持って行動するのがおすすめです。
■基本情報
所在地:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
アクセス:JR・江ノ島電鉄「鎌倉駅」から徒歩約10分
【目的別】ご利益で選ぶおすすめ初詣スポット
「今年は良いご縁がありますように」「仕事で成功したい!」など、新年にかける願いは人それぞれ。ここでは、あなたの願いを後押ししてくれる、おすすめの神社・お寺をご利益別にご紹介します。
縁結び・恋愛成就のご利益で有名な神社
■東京大神宮(東京都千代田区)
「東京のお伊勢さま」と称され、日本で初めて神前結婚式を行った神社として知られています。縁結びのパワースポットとして絶大な人気を誇り、良縁を願う多くの女性が訪れます。
■川越氷川神社(埼玉県川越市)
約1,500年の歴史を持ち、夫婦の神様をお祀りしていることから「家庭円満・縁結びの神様」として信仰されています。毎日数量限定で配布される「縁結び玉」は特に有名です。
■箱根神社(神奈川県足柄下郡)
芦ノ湖畔に佇むパワースポット。隣接する九頭龍神社(新宮)とあわせて両社参りすることで、縁結びの強力なご利益がいただけると言われています。
金運上昇・商売繁盛のご利益がある神社・お寺
■神田明神(東京都千代田区)
江戸の総鎮守として親しまれ、商売繁盛のご利益で特に有名です。IT関連の仕事を守護する「IT情報安全守護」のお守りも人気で、多くのビジネスパーソンが参拝に訪れます。
■銭洗弁財天宇賀福神社(神奈川県鎌倉市)
境内の洞窟に湧く霊水「銭洗水」でお金を洗うと、何倍にもなって返ってくると言われています。金運アップを願うなら一度は訪れたいユニークな神社です。
■小網神社(東京都中央区)
強運厄除の神様として知られ、第二次世界大戦の際にこの神社のお守りを受けた兵士が全員生還したという逸話も。金運アップのご利益がある「東京銭洗い弁天」も祀られています。
厄除け・厄払いで有名な神社・お寺
■西新井大師 總持寺(東京都足立区)
川崎大師、観福寺大師堂とともに関東厄除け三大師のひとつに数えられ、「関東の高野山」とも呼ばれる厄除けの名所です。指輪の形をしたお守り「西新井大師の指輪」が人気です。
■佐野厄除け大師(栃木県佐野市)
CMでもおなじみの、関東を代表する厄除け大師。「元三大師(がんざんだいし)」の力で、あらゆる災厄を取り除いてくれると言われています。
■寒川神社(神奈川県高座郡)
全国で唯一、「八方除(はっぽうよけ)」の守護神を祀る神社です。地相・家相・方位・日柄など、あらゆる方位から来る災難を取り除き、福徳を授けてくれます。
学業成就・合格祈願のご利益がある神社
■湯島天満宮(東京都文京区)
学問の神様・菅原道真公を祀る、関東を代表する天満宮です。受験シーズンには、合格を祈願する多くの受験生やその家族で賑わいます。
■亀戸天神社(東京都江東区)
こちらも菅原道真公を祀り、「東の宰府」とも呼ばれています。境内には太鼓橋や藤棚があり、美しい景観も楽しめます。
【エリア別】東京23区・都内のおすすめ初詣スポット
都心からのアクセスが良く、仕事帰りや買い物のついでにも立ち寄りやすい、東京23区・都内のおすすめ初詣スポットをご紹介します。
神田明神(千代田区)
秋葉原の近くに位置し、商売繁盛や縁結びで人気の神社です。 江戸時代から庶民に親しまれてきた歴史ある神社でありながら、アニメとコラボした授与品や、IT関連のお守りなど、ユニークな一面も持っています。
アクセスの良さから、多くのビジネスパーソンも参拝に訪れます。
■基本情報
所在地:東京都千代田区外神田2-16-2
アクセス:JR・東京メトロ「御茶ノ水駅」から徒歩約5分、東京メトロ「末広町駅」から徒歩約5分
東京大神宮(千代田区)
「恋のパワースポット」として絶大な支持を集める神社です。 伊勢神宮の遥拝殿として創建され、縁結びにご利益のある「造化の三神」を祀っていることから、良縁を願う人々が絶えません。
可愛らしいデザインの「縁結び鈴蘭守」は特に人気があります。
■基本情報
所在地:東京都千代田区富士見2-4-1
アクセス:JR・東京メトロ・都営地下鉄「飯田橋駅」から徒歩約5分
増上寺(港区)
東京タワーを背景に構える、徳川将軍家ゆかりの由緒あるお寺です。 勝運や厄除けのご利益で知られています。大晦日の夜には、除夜の鐘が鳴り響き、新年を迎えるカウントダウンイベントも行われます。
ライトアップされた東京タワーとのコントラストは圧巻です。
■基本情報
所在地:東京都港区芝公園4-7-35
アクセス:都営地下鉄「御成門駅」「芝公園駅」から徒歩約3分、JR「浜松町駅」から徒歩約10分
大國魂神社(府中市)
武蔵国の守り神として、1,900年以上の歴史を持つ格式高い神社です。 「大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)」を主祭神とし、厄除けや縁結びのご利益で知られています。
府中駅からのアクセスも良く、境内は緑豊かで落ち着いた雰囲気です。
■基本情報
所在地:東京都府中市宮町3-1
アクセス:京王線「府中駅」から徒歩約5分、JR「府中本町駅」から徒歩約5分
【エリア別】関東(神奈川・千葉・埼玉)のおすすめ初詣スポット
少し足を延ばして、自然豊かな環境や観光も楽しめる関東エリアの神社はいかがでしょうか。
寒川神社(神奈川県)
全国唯一の八方除の守護神を祀る神社として、古くから信仰を集めています。 引越しや旅行、日々の暮らしに関わるすべての災難を取り除き、福を招くとされています。新しいことを始める年や、転機を迎える方には特におすすめです。
■基本情報
所在地:神奈川県高座郡寒川町宮山3916
アクセス:JR相模線「宮山駅」から徒歩約5分
江島神社(神奈川県)
江の島の島内にある、日本三大弁財天のひとつを祀る神社です。 辺津宮(へつみや)、中津宮(なかつみや)、奥津宮(おくつみや)の三社からなり、それぞれ金運・芸道上達、縁結び、海上安全などのご利益があります。
江の島観光とあわせて一日中楽しめます。
■基本情報
所在地:神奈川県藤沢市江の島2-3-8
アクセス:小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」から徒歩約15分
千葉神社(千葉県)
人の運命や方位を司る「妙見様」をお祀りする、厄除開運・八方除の神社です。 上下に社殿が重なった「重層社殿」という珍しい造りが特徴で、それぞれの階で異なる神様にお参りできます。
千葉市の中心部にありながら、静かで厳かな雰囲気が漂います。
■基本情報
所在地:千葉県千葉市中央区院内1-16-1
アクセス:JR・千葉都市モノレール「千葉駅」から徒歩約10分
武蔵一宮 氷川神社(埼玉県)
約2,400年の歴史を持つ、大宮の地名の由来ともなった由緒ある神社です。 首都圏に約280社ある氷川神社の総本社であり、福徳円満や縁結びのご利益で知られています。
約2kmにわたって続くケヤキ並木の参道は、歩くだけで清々しい気持ちになります。
■基本情報
所在地:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407
アクセス:JR・東武アーバンパークライン「大宮駅」から徒歩約15分
初詣の屋台情報!出店が多い人気スポット
初詣の楽しみのひとつといえば、賑やかな屋台ですよね。ここでは、屋台が多く出てお祭り気分を味わえる人気の神社・お寺や、屋台の基本情報をご紹介します。
屋台が多く出ることで有名な神社・お寺
たくさんの屋台を楽しみたいなら、以下のスポットが特におすすめです。 参道や境内にずらりと並ぶ屋台は、見ているだけでもワクワクします。
・浅草寺(東京・台東区)
・川崎大師 平間寺(神奈川・川崎市)
・成田山新勝寺(千葉・成田市)
・大國魂神社(東京・府中市)
・西新井大師 總持寺(東京・足立区)
屋台の主な種類とメニュー
初詣の屋台には、定番のグルメがたくさんあります。温かいものを食べて、冷えた体を温めましょう。
■たこ焼き・お好み焼き・焼きそば
ソースの香りが食欲をそそる粉ものグルメの定番。
■じゃがバター
ホクホクのじゃがいもにバターがとろける、冬にぴったりの一品です。
■甘酒
飲む点滴とも言われる栄養満点の温かい飲み物。神社で飲む甘酒は格別です。
■りんご飴・チョコバナナ
お祭りの定番スイーツ。見た目も可愛らしく、子どもから大人まで人気です。
■からあげ・フランクフルト
手軽に食べられる肉料理。小腹が空いたときにぴったりです。
屋台の一般的な営業時間と期間
屋台の出店は、主に大晦日から三が日(1月1日~3日)が中心です。 場所によっては、松の内(1月7日頃)や1月上旬まで営業している場合もあります。
営業時間は、昼前から夜の20時~21時頃までが一般的ですが、神社やお寺の参拝時間や天候によって変動します。
初詣の混雑状況と比較的空いている時間帯
人気の初詣スポットは、どうしても混雑が避けられません。少しでも快適に参拝するために、混雑のピークや狙い目の時間帯を知っておきましょう。
最も混雑するピーク時間帯(三が日)
一年で最も混雑するのは、やはり三が日です。特に以下の時間帯は、参拝までに数時間待つこともあります。
■大晦日夜から元日未明(午前0時~午前3時頃)
新年を迎えた瞬間に参拝しようとする人で最も混雑します。
■三が日の日中(午前11時~午後3時頃)
家族連れなどで最も賑わう時間帯です。
混雑を避ける狙い目の参拝日時
人混みを少しでも避けたい場合は、以下のタイミングがおすすめです。
■三が日の早朝(午前6時~8時頃)
日中に比べて人が少なく、澄んだ空気の中で清々しく参拝できます。
■三が日の夕方以降(午後5時以降)
日中のピークが過ぎ、比較的スムーズに参拝できることが多いです。
■1月4日以降の平日
三が日を過ぎると、人出は大幅に落ち着きます。松の内(一般的に1月7日まで、地域によっては15日まで)に参拝すれば、初詣のご利益は十分にいただけます。
人気スポットの混雑をリアルタイムで確認する方法
お出かけ前に現地の状況を確認すると、よりスムーズに行動できます。
■X(旧Twitter)で検索する
「明治神宮 混雑」「浅草寺 待ち時間」のように検索すると、実際に訪れている人の投稿が見つかることがあります。
■公式サイトやSNSをチェックする
神社やお寺が公式に混雑状況を発信している場合があります。
■ライブカメラを確認する
一部の有名スポットでは、境内の様子をライブカメラで配信していることがあります。
まとめ
この記事を参考に、あなたにぴったりの初詣スポットを見つけて、素晴らしい一年のスタートを切ってくださいね。良いお年をお迎えください!
