「冬は寒くてお出かけ先が限られる…」と感じていませんか?実は、冬だからこそ見られる美しい花々が関東にはたくさんあります。澄んだ冬空の下で咲き誇る花々は、心を温めてくれる特別な景色です。
この記事では、冬の絶景が楽しめる関東のきれいな花畑や公園を10ヶ所厳選してご紹介します。都心から日帰りで行けるアクセスの良い公園から、息をのむような広大な花の名所まで、次の休日にぴったりの観光スポットがきっと見つかります。
写真映えする美しい冬の花を探しに、お出かけしてみませんか?
【エリア別】関東の冬の花おすすめスポット10選
早速、関東エリアで冬に美しい花が見られるおすすめの公園や花畑をご紹介します。
【東京】葛西臨海公園のスイセン
都心からアクセス抜群、多くのスイセンが咲き誇る都会のオアシスです。観覧車や水族園も併設されており、一日中楽しめます。スイセン畑は「日本水仙」を中心にが植えられており、甘い香りに包まれながら散策できます。入場無料で気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントです。
見頃:2月上旬頃
所在地:東京都江戸川区臨海町6
アクセス:JR京葉線「葛西臨海公園駅」から徒歩約1分
営業時間:常時開園
入場料金 :無料(一部有料施設あり)
【東京】新宿御苑のロウバイとカンザクラ
都会の喧騒を忘れさせてくれる、洗練された庭園で楽しむ冬の花々が魅力です。新宿御苑では、12月下旬からロウバイが咲き始め、続いてカンザクラが見頃を迎えます。半透明の黄色い花びらが美しいロウバイと、濃いピンク色のカンザクラの共演は必見。アクセスも良く、ショッピングの合間に立ち寄るのもおすすめです。
見頃 ロウバイ:12月下旬~2月下旬、カンザクラ:1月下旬~2月下旬
所在地:東京都新宿区内藤町11
アクセス:東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」から徒歩約5分
営業時間:9:00~16:00(16:30閉園)※季節により変動あり
入場料金:一般500円
【神奈川】吾妻山公園の菜の花畑
相模湾と富士山を望む絶景!まるで黄色い絨毯のような菜の花畑が広がります。標高約136mの吾妻山山頂に広がる公園で、早咲きの菜の花が約6万株も植えられています。青い空と海、そして雪化粧した富士山を背景に咲く黄色い菜の花のコントラストは、まさに絶景です。
見頃:1月上旬~2月中旬
所在地:神奈川県中郡二宮町山西
アクセス:JR東海道線「二宮駅」北口から徒歩約5分、山頂まで徒歩約20分
営業時間:8:30~17:00
入場料金:無料
【神奈川】曽我梅林の約3万5千本の梅
富士山を背景に、白梅が咲き誇る関東屈指の梅の名所です。曽我別所梅林を中心に、中河原梅林、原梅林からなり、見渡す限りの梅林が広がります。見頃の時期には「小田原梅まつり」が開催され、祭り囃子などのイベントや多くの出店で賑わいます。
見頃:2月上旬~2月下旬
所在地:神奈川県小田原市曽我別所
アクセス:JR御殿場線「下曽我駅」から徒歩約15分
営業時間:散策自由
入場料金:無料
【埼玉】宝登山山頂のロウバイ園と梅百花園
山頂を彩る黄色とピンクの共演が美しい、埼玉の絶景花スポットです。標高497mの宝登山山頂には、関東最大級のロウバイ園があり、約3,000本のロウバイが甘い香りを漂わせます。隣接する梅百花園では、約170品種・470本の梅が咲き誇り、長期間にわたって花を楽しめるのが魅力です。
見頃 ロウバイ:12月下旬~2月下旬、梅:2月上旬~3月下旬
所在地:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞
アクセス:秩父鉄道「長瀞駅」から徒歩約20分で宝登山麓駅、ロープウェイで約5分
営業時間:(宝登山ロープウェイ)9:40~16:30 ※季節により変動あり
入場料金:無料(ロープウェイ往復 1,200円)
【埼玉】国営武蔵丘陵森林公園のフクジュソウ
春の訪れを告げる「福寿草(フクジュソウ)」の群生が見られる広大な公園です。東京ドーム約65個分という広大な敷地を誇る公園で、冬には「福を招く花」として知られるフクジュソウが可憐な黄色い花を咲かせます。園内では梅林も見頃を迎え、一日中自然散策を楽しめます。
見頃:2月中旬~下旬
所在地:埼玉県比企郡滑川町山田1920
アクセス:東武東上線「森林公園駅」からバスで約10分
営業時間:9:30~16:00(12月~2月)
入場料金:大人(高校生以上) 450円
【千葉】マザー牧場の「花の谷」の菜の花
房総の山々を背景に、斜面一面が黄色に染まる圧巻の菜の花畑が広がります。マザー牧場では、2月中旬頃から「花の大斜面・西」で菜の花が咲き始め、春にかけて楽しめます。動物とのふれあいや味覚狩りなど、花以外のアクティビティも充実しており、家族連れやカップルに大人気の観光スポットです。
見頃:2月中旬~4月上旬
所在地:千葉県富津市田倉940-3
アクセス:JR内房線「君津駅」から直通バスで約30~40分
営業時間:(12月~1月)平日 10:00~16:00、土日祝 9:30~16:00
入場料金:大人(中学生以上) 1,800円
【茨城】国営ひたち海浜公園のアイスチューリップ
冬に咲く不思議なチューリップ!澄んだ空気の中でカラフルな花々が楽しめます。特別な技術で開花時期を調整した「アイスチューリップ」が、「グラスハウス」で見られます。色とりどりのチューリップが、冬の寒さの中で健気に咲く姿は感動的です。
見頃:12月下旬~1月上旬
所在地:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
アクセス:JR常磐線「勝田駅」からバスで約15分
営業時間:9:30~16:30(11月~2月)
入場料金:大人(高校生以上) 450円
【栃木】あしかがフラワーパークの冬咲きボタン
「花の芸術村」で楽しむ、雪囲いの中で咲く優雅な冬咲きボタンが有名です。藁の雪囲いの中で大切に育てられた冬咲きボタンが、上品な花を咲かせます。夜には日本三大イルミネーション「光の花の庭」が開催され、幻想的な光と花のコラボレーションを楽しめる、冬ならではの特別なスポットです。
見頃:1月上旬~2月下旬
所在地:栃木県足利市迫間町607
アクセス:JR両毛線「あしかがフラワーパーク駅」から徒歩約3分
営業時間:10:00~17:00 (季節により変動)
入場料金:季節により変動(公式サイト要確認)
【静岡】熱海梅園の日本一早咲きの梅
「日本一早咲き」といわれる梅が楽しめる、歴史ある梅の名所です。樹齢100年を超える古木を含め、60品種・469本の梅が植えられています。早咲きの品種は11月下旬頃から咲き始め、長い期間にわたって梅の花を楽しめます。「熱海梅園梅まつり」の期間中は、足湯や土産物店もオープンし、多くの観光客で賑わいます。
見頃:1月上旬~3月上旬
所在地:静岡県熱海市梅園町8-11
アクセス:JR伊東線「来宮駅」から徒歩約10分
営業時間:常時開園
入場料金:一般300円(梅まつり期間中)
関東エリアで見られる冬の花と見頃の時期
冬にどんな花が見られるのか、代表的な種類と見頃をまとめました。お目当ての花がある方は、この時期を狙ってお出かけの計画を立ててみてください。
スイセンの見頃(12月下旬~2月)
スイセンとは、冬の寒い時期に白や黄色の可憐な花を咲かせる球根植物です。凛とした姿と甘い香りが特徴で、冬の訪れを感じさせてくれます。群生する姿は圧巻です。
ロウバイの見頃(12月下旬~2月)
ロウバイとは、ロウ細工のような半透明の黄色い花びらが特徴的な花木です。青空によく映える鮮やかな黄色と、上品な甘い香りが魅力。漢字では「蝋梅」と書きます。
サザンカの見頃(10月~12月)
サザンカとは、秋の終わりから冬にかけて咲く、ツバキによく似た花です。花が少ない時期に赤や白、ピンクの花を咲かせ、庭や公園を彩ります。花びらが一枚一枚散るのが特徴です。
ウメの見頃(1月下旬~3月)
ウメとは、春の訪れを告げる代表的な花木です。品種によって咲く時期や花の色、香りが異なります。梅林一面に咲き誇る景色は、多くの観光客を魅了します。
菜の花の見頃(1月~3月)
菜の花とは、アブラナ科の黄色い花の総称です。一面に広がる黄色い絨毯のような景色は、見る人の心を明るくしてくれます。早咲きのものは1月から楽しめます。
フクジュソウの見頃(1月~3月)
フクジュソウとは、春を告げる花の代表で、「福寿草」と書く縁起の良い花です。太陽の光を浴びて金色に輝くように咲く姿から、元日草(がんじつそう)とも呼ばれます。
【花の種類別】冬に咲く花のおすすめ名所
「この花が見たい!」という目的が決まっている方向けに、花の種類ごとにおすすめの名所をまとめました。
スイセン(水仙)のおすすめ名所
葛西臨海公園(東京) 都心からすぐ!約5万株のスイセンが香る公園。
吾妻山公園(神奈川) 菜の花が有名ですが、スイセンも見られます。
ロウバイ(蝋梅)のおすすめ名所
宝登山山頂(埼玉) 関東最大級!約3,000本が咲き誇るロウバイ園。
新宿御苑(東京) 都会の庭園で楽しむ上品なロウバイ。
ウメ(梅)のおすすめ名所
曽我梅林(神奈川) 富士山を望む約3万5千本の絶景梅林。
熱海梅園(静岡) 日本一早咲き!歴史ある梅の名所。
宝登山山頂(埼玉) 約170品種が楽しめる梅百花園。
冬の花スポットに関するよくある質問
冬の花観光について、よくある質問をまとめました。
Q.今週末、関東で見頃の花畑はどこ?
A. お出かけの直前に、必ず各スポットの公式サイトで最新の開花状況を確認するのが最も確実です。天候によって見頃の時期は毎年少しずつ変動します。 一般的に、1月下旬であればスイセンやロウバイ、早咲きの菜の花が見頃を迎えるスポットが多く、2月に入ると梅の見頃が本格化してきます。
Q.東京から日帰りで行けるおすすめスポットは?
A. 東京から日帰りで行きやすいおすすめスポットはたくさんあります。 特にアクセスが良いのは以下のスポットです。
葛西臨海公園(東京) 電車ですぐ行ける都内のオアシス。
新宿御苑(東京) 新宿駅から徒歩圏内。
吾妻山公園(神奈川) 東京駅から電車で約1時間半。
宝登山(埼玉) 都心から電車で約2時間、小旅行気分を味わえます。
Q.入場無料で楽しめる冬の花公園はある?
A. はい、入場無料で楽しめるきれいな花の名所もあります。 この記事でご紹介した中では、以下のスポットが無料で楽しめます。
葛西臨海公園(東京)
吾妻山公園(神奈川)
曽我梅林(神奈川)
ただし、イベント期間中や一部施設は有料の場合があるため、事前に公式サイトをご確認ください。
まとめ
寒い冬だからこそ、澄んだ空気の中で見る花々の美しさは格別です。この記事を参考に、次の休日は冬の絶景を探しに出かけてみませんか?きっと心温まる素敵な一日が過ごせるはずです。
