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2024/12/27 公開

ログハウスとは?メリット・デメリット・価格相場・後悔しないための全知識

ログハウスとは?メリット・デメリット・価格相場・後悔しないための全知識
ログハウスは丸太を積み上げて作られる建築様式が特徴で、自然の温もり独特の魅力を持ち、多くの人々を惹きつけています。とくに自然との調和や快適な居住空間を求める方々に人気があります。
寒冷地に多いイメージのあるログハウスですが、そもそもどのような建物なのでしょうか?
この記事では、ログハウスの基本概念から、メリット・デメリット価格相場、そして後悔しないための注意点まで詳しく解説します。

ログハウスとは?基本概念とその魅力

ログハウスとは、北欧やアメリカなどの寒冷地で発展した建築様式です。歴史は古く、スカンジナビア半島では紀元前から存在していたとされています。主に針葉樹の丸太を横に積み重ねて壁を作って組み合わせて家を建てる工法が特徴です。
ログハウスの主な建築材料は、杉、ヒノキ、カラマツなどの針葉樹です。針葉樹は断熱性や耐久性に優れているため、厳しい気候条件にも対応できます。
建築工法としては、ハンドクラフトとマシンカットが主流です。
  • ・ハンドクラフト工法:職人が手作業で丸太を加工し、組み上げていく伝統的な方法
  • ・マシンカット工法:機械で精密に加工された丸太を使用する、より近代的な方法
ログハウスの大きな特徴でもある構造は、丸太を積み重ねることで壁と柱の役割を同時に果たします。そのため、一般的な木造住宅とは異なる独特の外観と内装が生まれます。

ログハウスの魅力とは

ログハウスの魅力をご紹介します。
  • ・自然素材による快適な居住性
  • 木材の持つ調湿効果により、室内の湿度が自然に調整されます。また、木材の断熱性能により、夏は涼しく冬は暖かい空間を作り出します。
  • ・美しいデザイン
  • 丸太の素朴な質感によって作り出される独特の外観は、多くの人々を魅了します。内装においても、木の温もりを直接感じられる空間は、心地よさと安らぎを提供してくれます。
  • ・環境への配慮
  • 再生可能な資源である木材を主に使用するため、環境負荷が比較的低い建築方法と言えるでしょう。
  • ・高い耐久性
  • 適切に管理されたログハウスは、100年以上の寿命を持つことも珍しくありません。

ログハウスとコテージの違い

ログハウスは、上述の通り、丸太を積み重ねて作られた建物のことを指し、その構造自体に特徴があります。一方、コテージは、一般的に、キャンプ場などに併設された簡易宿泊施設を指し、設備の充実度によって差はありますが、キッチン、トイレ、シャワーなどが備わっていることが多いです。コテージは、木造である場合が多いですが、丸太組構法であるとは限りません。
つまり、ログハウスは建物の構造を指し、コテージは宿泊施設の形態を指すという違いがあります。ログハウスをコテージとして利用する場合もありますが、すべてのコテージがログハウスというわけではありません。
例えるなら、ログハウスは「材料と工法」、コテージは「用途と設備」に重点を置いた言葉と言えるでしょう。

ログハウスと一般住宅の違い

ログハウスと一般住宅(ここでは主に木造軸組工法の住宅を想定)は、構造や素材、住み心地などに違いがあります。
  • ・構造: ログハウスは丸太を積み重ねることで壁を構成するのに対し、一般住宅は柱と梁で骨組みを作り、壁で覆う構造です。
  • ・素材: ログハウスは木材を主要な構造材として使用しますが、一般住宅は木材以外にも、合板や石膏ボードなど、様々な素材を使用します。
  • ・断熱性・気密性: ログハウスは木材の蓄熱効果により断熱性に優れますが、気密性は一般住宅に劣る場合があります。ただし、近年は技術の進歩により、気密性の高いログハウスも増えています。
  • ・メンテナンス: ログハウスは木材のメンテナンスが必要となる場合があり、定期的な塗装などが推奨されます。一般住宅に比べ、メンテナンスの手間がかかる場合があります。
  • ・住み心地: ログハウスは木材の調湿効果により、快適な室内環境を保ちやすいですが、一般住宅は断熱材や換気システムなどによって快適性を追求しています。
まとめると、ログハウスは自然素材の良さを最大限に活かした、自然と調和した暮らしを求める方に適しており、一般住宅は現代的な技術を取り入れ、快適性や機能性を重視する方に適していると言えるでしょう。

ログハウスのメリット・デメリット

ログハウスには独特の魅力がある一方で、考慮すべき課題もあります。ログハウスのメリットとデメリットについて詳しく解説します。

ログハウスのメリット

まずはログハウスのメリットを解説します。

デザイン性

ログハウスの最大の魅力は、独特の外観と内装にあります。丸太の自然な質感と温かみのある色合いは、多くの人々を惹きつけます。
また、周囲の自然環境と調和しやすいデザインは、リゾート地や山間部での建築に特に適しています。

癒し効果

木材から放出されるフィトンチッド(植物が害虫や病原菌から身を守るために揮発させる成分)には、ストレス軽減や免疫力向上などの効果が期待できます。ログハウス内で過ごすことで、自然の中にいるような癒し効果を得られます。
また、木の香りや触感は、心理的な安らぎをもたらしてくれるでしょう。

環境への配慮

ログハウスの主材料である木材は、再生可能な資源です。適切に管理された森林から調達された木材を使用することで、環境負荷を低減できます。
また、木材は二酸化炭素を固定する効果があるため、地球温暖化対策にも貢献できます。

快適な室内環境

木材には優れた調湿作用があり、室内の湿度を自然に調整します。調湿作用によって夏は湿気を吸収し、冬は適度な湿度を保つことが可能です。
また、木材の断熱性能により、夏は涼しく冬は暖かい空間を作り出してくれます。

ログハウスのデメリットと対策

さまざまな魅力のあるログハウスですが、考慮するべきデメリットもあります。ログハウスのデメリットと対策について解説します。

高い初期費用

ログハウスは高品質な木材の使用や専門的な技術が必要なため、一般的な住宅と比べて建築費用が高くなる傾向があります。
長期的な視点で考え、ランニングコストや耐久性を考慮することが重要であるため、費用を削れない部分が多い点もデメリットとなるでしょう、
初期費用に関する対策は規模や仕様を調整することです。規模を小さくしたり、キッチンや洗面台など、ログハウスの特徴が失われない部分で調節することで、ある程度コストを抑えることも可能です。

メンテナンスの必要性

木材は経年変化により色褪せや割れ、虫害などが発生する可能性があります。定期的なメンテナンスが必要となる点は、面倒に感じやすい部分です。
長期間美しい状態を保つには、適切な防腐・防虫処理を行い、定期的な点検とメンテナンスを行うことが必要不可欠です。
徹底的なメンテナンスを施して頻度を減らしたり、メンテナンスを楽しみのひとつとして捉えたりすることで対策できます。

気候への対応

地域によっては高温多湿や寒冷地など、ログハウスにとって厳しい気候条件があります。
ログハウスにとって厳しい気候条件の中で建設する場合は、適した木材の選択や、適切な断熱・気密設計を行いましょう。

法規制への対応

建築基準法や消防法など、さまざまな法規制に適合する必要があります。とくに、防火地域での建築には制限がかかる可能性も否めません。
まずは専門家に相談して、法規制に適合したデザインや工法を選択しましょう。また、必要に応じて防火処理を施すなどの対策を講じる選択も検討しましょう。

ログハウスに後悔しないための注意点

ログハウスは魅力的ではありますが、中には建てたことを後悔する声もあります。ログハウスを購入する際に後悔しないために、注意するべき点についてご紹介します。
  • ・十分な情報収集と比較検討を行う
  • 複数のメーカーや工法、デザインを比較し、自分のニーズに合ったものを選びましょう。展示場の見学やオーナーへの取材なども有効です。
  • ・予算を明確にする
  • 初期費用だけでなく、メンテナンス費用や光熱費なども含めた長期的な予算を立てましょう。
  • ・立地条件の確認
  • 気候や地盤、法規制など、建築予定地の条件を十分に確認しましょう。
  • ・設計、施工会社の選定
  • 実績や評判、アフターサービスなどを考慮し、信頼できる会社を選びましょう。
  • ・契約内容の確認
  • 見積もりの内訳や保証内容、工期などを細かく確認しましょう。
  • ・将来的な変更の可能性を考慮
  • 家族構成の変化や老後の生活を見据えた設計を心がけましょう。
  • ・メンテナンス計画の策定
  • 定期的なメンテナンスの内容や費用を事前に把握し、計画を立てましょう。
  • ・専門家への相談
  • 建築士や法律の専門家に相談し、専門的なアドバイスを受けることで、見落としがちな点を確認できます。
  • ・宿泊体験の活用
  • 可能であれば、ログハウスでの宿泊体験をしてみましょう。実際に過ごしてみることで、想像と現実のギャップを埋めることができます。
以上の点に注意することで、ログハウス購入後の後悔を最小限に抑えられます。十分な準備と検討を重ね、後悔のない選択肢を選んでください。

ログハウスの価格相場

ログハウスの価格は、さまざまな要因によって大きく変動します。平均価格、コストを左右する要因、維持費について解説します。

ログハウスの坪単価相場

ログハウスの価格は、木材の種類やデザイン、地域によっても変動しますが、一般的には以下の3つのクラスに分けられます。
  • ・エントリークラス:40〜60万円/坪
  • シンプルな設計や間取りで、設備も標準的なものが多く、比較的手頃な価格でログハウスを実現したいという方におすすめです。
  • ・ミドルクラス:60〜80万円/坪
  • エントリークラスよりも、間取りやデザインの自由度が高くなり、ある程度の広さも確保できます。また、使用する木材や設備もワンランク上のものが選択できるようになり、快適性やデザイン性を重視したい方におすすめです。
  • ・ハイエンドクラス:80万円以上/坪
  • 広々としたリビングや個性的な空間設計、さらには、希少価値の高い高級木材や最新設備など、こだわりの詰まったログハウスを建てることができます。自分だけの理想のログハウスを実現したいという方におすすめです。
例えば、30坪(約100㎡)のログハウスを建てる場合、エントリークラスなら1,200万円~、ミドルクラスなら1,800万円~、ハイエンドクラスなら2,400万円~が一般的な価格帯となります。

ログハウスのコストを左右する主な要因

ログハウスは主に、以下の要因によってコストが左右されます。
  • ・使用する木材の種類と品質:高品質な木材や希少な樹種を使用すると高くなる
  • ・工法:ハンドクラフト工法は手間がかかるため高価になる傾向
  • ・設計の複雑さ:複雑な形状や特殊な設計は高くなりやすい
  • ・内装や設備のグレード:高級な内装材や最新の設備を採用するとコストが上がる
  • ・建築地の条件:追加の工事や対策が必要になる場合はコストが増える
  • ・規模:一般的に規模が大きくなるほど坪単価は下がる傾向にある
また、メンテナンスや保険など、ログハウスを維持する費用も追加されます。必要な費用を考慮して、長期的な視点で検討しましょう。

ログハウスの平屋は安いのか?

平屋構造のログハウスは、2階建てや3階建てと比較して相対的に安価になる傾向があります。
安価になりやすい理由は構造が簡素化され、基礎工事の簡略や工期の短縮が可能だからです。
ただし、平屋の場合は建築面積が大きくなるため、土地の広さや形状によっては2階建ての方が適している場合もあります。また、平屋でも高級仕様にすれば2階建ての標準仕様より高くなることもあるため、単純に「平屋は安い」とは言い切れません。
状況や要望に応じて、平屋と2階建ての比較検討を行いましょう。

ログハウスの活用方法

ログハウスは現在、様々な用途で活用されています。ログハウスの居住用と別荘・キャンプ施設としての活用方法を詳しく解説します。

居住用としての利用

ログハウスの居住用としての利用方法をご紹介します。
  • ・通年住宅
  • ログハウスは適切な設計と施工により、四季を通じて快適に暮らせる住宅となります。
  • ・セカンドハウス
  • 都市部に本宅を持ちながら、自然豊かな地域にログハウスをセカンドハウスとして所有するケースも多いです。
  • ・週末住宅
  • 平日は都市部で過ごし、週末や休暇時にログハウスで過ごすという生活スタイルです。

別荘・キャンプ施設としての活用

ログハウスの別荘・キャンプ施設としての活用方法をご紹介します。
  • ・別荘
  • 個人や家族で利用する休暇用の住宅として、ログハウスを活用します。
  • ・貸別荘
  • ログハウスを宿泊施設として貸し出すビジネスモデルです。
  • ・グランピング施設
  • 快適性を重視した高級キャンプ施設として、ログハウスを活用する方法です。
  • ・キャンプ場
  • 一般的なキャンプ場にログハウスを併設し、多様な宿泊オプションを提供します。

ログハウスに泊まれる!おすすめの宿泊施設8選

Deja vu ~デジャヴ~

Deja vu ~デジャヴ~

3つのベッドルーム、2つのバスルーム、キッチンを備えた2階建てのログハウスです。
ペットも同伴可能です。静かなエリアに位置しており、リラックスできる休暇に最適です。

<基本情報>
・住所:石川県羽咋郡志賀町
・料金:4名まで 22,000円~
・チェックイン:15:00以降
・チェックアウト:11:00前
・定員:4名(さらに3名まで追加可能)
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しまのログハウス

しまのログハウス

木の香りで癒される、広々とした大型のログハウスです。ベッドルームや浴室だけでなく、大広間の畳スペースもあるので、小さなお子さまのいる家族連れにもおすすめです。
木に包まれた空間で日々の疲れを癒やしながら、ゆっくりと眠ることができます。

<基本情報>
・住所:長崎県壱岐市郷ノ浦町東触2番地
・料金:4名まで 50,000円~
・チェックイン:15:00以降
・チェックアウト:10:00前
・定員:14名(さらに2名まで追加可能)
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Akeeesi365 LOG

Akeeesi365 LOG

ビーチまで徒歩5分の好立地だから、海でのアクティビティを楽しみたい人にピッタリのログハウスです。
そして、ログハウスのある石垣島は、88星座のうち84星座が見られると言われています。天然プラネタリウムを眺めながら過ごす夜は、きっと素敵な旅の思い出となるでしょう。

<基本情報>
・住所:沖縄県 石垣市伊原間365-5
・料金:1泊2名 22,000円~
・チェックイン:15:00以降
・チェックアウト:10:00前
・定員:6名
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SNUG CAMP HOUSE

SNUG CAMP HOUSE

清流沿いのプライベートキャンプスペース付きで、1日1組限定の一棟貸し切りとなっています。目の前には綺麗な道志川が流れており、300坪の広々とした敷地を贅沢に独り占めできます。
東京下北沢の美容室が運営しているため、設備やアメニティはReFaやオーガニック商品を採用。女子旅にもおすすめのログハウスです。

<基本情報>
・住所:山梨県南都留郡道志村
・料金:4名 44,000円〜
・チェックイン:15:00以降
・チェックアウト:11:00前
・定員:10名
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ポーラーハウスカナディアン南軽井沢Ⅰ

ポーラーハウスカナディアン南軽井沢Ⅰ

木の王様イエローシーダーをハンドカット工法で施したカナディアンログハウスです。ログハウスの多い軽井沢でも、なかなか目にすることはできない大きな丸太を使用しており、重厚感がありつつも温かな雰囲気が魅力的です。
充実した設備と、主要観光スポットまでアクセスしやすい立地で、快適で楽しい旅行を実現します。

<基本情報>
・住所:長野県北佐久郡軽井沢町字発地渡り道336-1
・料金:4名 61,500円~
・チェックイン:15:00以降
・チェックアウト:10:00前
・定員:19名
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The No.10 Forest Haven Villa

The No.10 Forest Haven Villa

最大25名まで宿泊できる大型のログハウスです。大自然に囲まれたプライベート感溢れる空間で、サウナやBBQを楽しめます。
リビングやダイニングのほかに、ベッドルームが5部屋もあるので、大人数で利用してもプライベートがしっかり保たれます。

<基本情報>
・住所:千葉県長生郡長柄町上野
・料金:1泊4名 107,000円~
・チェックイン:16:00以降
・チェックアウト:10:00前
・定員:25名
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アウトドア貸切別荘北軽井沢Ⅰ

アウトドア貸切別荘北軽井沢Ⅰ

アウトドアの定番であるBBQはもちろん、焚き火や野外サウナ、ドラム缶風呂、ハンモックなどまで楽しめるログハウス。一棟貸切のプライベート空間で、木々囲まれながらアウトドア体験を楽しめます。
室内もAmazonプライムビデオなどが見られる大型テレビ、ボードゲーム、ダーツなどを備えているので、天候に左右されることなく楽しい時間を過ごせます。

<基本情報>
・住所:群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1040-775
・料金:貸切 29,780円~
・チェックイン:16:00以降
・チェックアウト:11:00前
・定員:7名
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Eco-Friendly stay ログコテージ be with nature

Eco-Friendly stay ログコテージ be with nature

「環境にやさしい」をテーマにした、富良野市郊外の畑の中にあるログコテージです。自然エネルギー100%の電力と、微生物分解による排水処理設備(エコロンシステム)などを導入しています。
窓からは雄大な芦別岳が広がり、夜には美しい星空を眺められます。1日1組限定のプライベートな空間で、サスティナブルなログハウス体験をしてみませんか。

<基本情報>
・住所:北海道富良野市南扇山の3
・料金:1泊2名 30,000円~
・チェックイン:15:00以降
・チェックアウト:10:00前
・定員:5名
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ログハウスで叶える、自然と共にある豊かな暮らし

ログハウスは歴史ある建築様式ですが、自然素材の温もりと独特の魅力を持つ住まいとして現在でも人気があります。
ログハウスの魅力は、デザイン性癒し効果環境への配慮など多岐にわたります。一方で、高い初期費用メンテナンスの必要性といった課題もありますが、適切な計画と対策により、課題を克服することが可能です。
ログハウスを選ぶ際は、自身のライフスタイルや予算、立地条件などを十分に考慮し、後悔のない選択をすることが重要です。また、実際にログハウスに宿泊してみることで、その魅力を直接体験し、より具体的なイメージを掴むことができるでしょう。
ログハウスの購入を検討している方はぜひ、宿泊施設の利用から始めてみてください。