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2025/07/23 公開

さあ、次の休みは冒険だ!初心者から楽しめる神奈川の絶景ハイキングコース【2025年】

さあ、次の休みは冒険だ!初心者から楽しめる神奈川の絶景ハイキングコース【2025年】
ジリジリと太陽が照りつけ、夏本番の今日この頃。「いつもの毎日から少しだけ離れて、自然の中で思いっきり深呼吸したい!」 
そんな気持ちが高まってきたあなたへ。
大自然を満喫できる、とっておきのハイキングをご紹介します!

舞台は「神奈川県」。 神奈川の魅力は、なんといってもそのバリエーションの豊かさにあります。

目の前に広がるキラキラの海、どこまでも続く深い緑の山々、そして歴史の香りが漂う古道。全てをハイキングで一度に楽しめるなんて、そこは自然のアドベンチャーパークです!夏の光を浴びて絶景の中を歩けば、心も体もすっきりとリフレッシュできるはず。

この記事では、あなたの「歩きたい!」という気持ちに合わせて、初心者の方がのんびり楽しめる散策路から、上級者向けの本格的なコースまで、神奈川の選りすぐりハイキングコースをたっぷりとご紹介します。

レベル別!あなたにぴったりの山はどこ?神奈川ハイキングコース案内。
まずは、自分のレベルに合った山を見つけることが、楽しいハイキングの第一歩。
ここでは、歩行時間やコースの特徴をもとに、3つのレベルに分けてご紹介。

【初心者向け】まずはここから!気軽に楽しむ絶景ハイキング
1. 大楠山(おおぐすやま)|横須賀市・三浦半島最高峰からの360°の絶景!
2. 弘法山公園(こうぼうやまこうえん)|秦野市・森の癒しと絶景を巡る道

【初級〜中級者向け】達成感が心地よい!歩きごたえ満点コース
1. 金時山(きんときやま)|箱根町・南足柄市・絶景と伝説を巡る名峰
2. 大山(おおやま)|伊勢原市・古の信仰と絶景が息づくパワースポット

【中級〜上級者向け】本格登山に挑戦
1. 丹沢山塊(塔ノ岳・丹沢山)|秦野市・山北町・清川村・天空の稜線歩き
2. 檜洞丸(ひのきぼらまる)|西丹沢・静寂の森と花の楽園を歩く

安全に楽しむための準備と心構え
さあ、この夏は神奈川の涼しい山へ!


【初心者向け】まずはここから!気軽に楽しむ絶景ハイキング

体力に自信がない方でも、スニーカーで気軽に挑戦できるコースです。短い時間で、神奈川ならではの彩ある景色に出会えます。


ogusu1. 大楠山(おおぐすやま)|横須賀市・三浦半島最高峰からの360°の絶景!

大楠山景色
レベル ★(初心者)
標高 約241m
歩行時間 約2時間〜3時間
見どころ 360度の眺望、東京湾、相模湾、富士山、季節の花々

「え、最高峰なのに初心者向け?」と驚かれるかもしれません。そうなんです。
三浦半島の最高峰といっても、大楠山の標高はわずか241m。なだらかな道が続くため、小さなお子様でも自分の足で山頂を目指せます。

よく整備された登山道は、まるで緑のトンネルのよう。覆い被さった木々の葉が強い日差しを和らげ、心地よい木陰を作ってくれます。
蝉の鳴き声をバックに、夏の自然を感じながら歩く時間は、日常を忘れさせてくれる特別なひとときです。
長い道を登りきると、視界が一気に開けます。東には東京湾と房総半島、西には相模湾の向こうに雄大な富士山と伊豆半島の山々。
北には横浜の街並みまで一望できる360度の絶景が広がります。遮るものがない開放感を存分に満喫してください。

山頂にある「大楠山レーダー雨量観測所」周辺の広場は、お弁当を広げるのに絶好の場所。山頂を吹き抜ける爽やかな潮風を感じながらのんびりと過ごす時間は、日頃の疲れも癒してくれるでしょう。

この夏の思い出に、自然とふれあうハイキングで、心も体もリフレッシュしましょう!

<モデルコース>
JR「逗子駅」からバス乗車 → バス「前田橋」下車→ 前田橋コース → 大楠山山頂 → 芦名口バス停方面へ下山
<ワンポイントアドバイス>
帰りは芦名方面へ下り、新鮮な海の幸を楽しめるお店に立ち寄るのもおすすめ!芦名には新鮮な地魚を使った定食屋やカフェが点在しています。

kobou2. 弘法山公園(こうぼうやまこうえん)|秦野市・森の癒しと絶景を巡る道

弘法山公園からの景色
レベル ★★(初心者)
標高 権現山 243.5m, 弘法山 235m
歩行時間 約1時間30分~2時間
見どころ 富士山の眺望、紫陽花、権現山展望台
小田急線「秦野駅」から気軽にアクセスできる弘法山公園は、深い緑に包まれた癒しの空間です。

この公園一帯は、科学的にも癒やし効果が認められた「森林セラピーロード」に認定されており、木漏れ日が降り注ぐ道を歩くだけで、心と体がすーっと軽くなっていくのを感じられます。

一番の絶景ポイントは、権現山の山頂にある展望台。ここから望む丹沢の雄大な山並みと、その向こうにそびえる富士山の姿は、極上の美しさです。また、この豊かな森は「野鳥の聖地」としても知られ、少し耳を澄ませば、鳥たちの美しいさえずりが聞こえてきます。
かつてこの地は、弘法大師(空海)が修行したと伝わる歴史的な場所でもあります。山中には今も清水が湧き出る「弘法大師の霊水」があり、パワースポットとしても有名です。
道はよく整備され、ハイキング初心者にも最適。歴史と自然を感じながら、心静かな時間を過ごせます。春の桜、初夏の紫陽花、秋には紅葉と、一年を通して自然の美しさを感じられる場所です。

<モデルコース> 小さな山をいくつか越える約2時間のコース
小田急線「秦野駅」 → 弘法山公園入口 → 浅間山 →権現山 → 弘法山 → 吾妻山→鶴巻温泉方面へ下山
<ワンポイントアドバイス>
ゴールを「鶴巻温泉駅」に設定すれば、ハイキングの汗を温泉で流して帰るという最高のプランが実現します。駅前には日帰り温泉施設も充実しています。

【初級〜中級者向け】達成感が心地よい!歩きごたえ満点コース

「初心者向けじゃ物足りない」「美しい景色のためなら、もう少し頑張れる!」
そんなあなたにおすすめのコース。


kintoki1. 金時山(きんときやま)|箱根町・南足柄市・絶景と伝説を巡る名峰

金時山景色

レベル ★★★(初級~中級)
標高 1,212m
歩行時間 約3時間~4時間
見どころ 圧巻の富士山、夏の花々、金太郎伝説、山頂の絶景茶屋
富士山の大パノラマを望むなら、ここしかない!昔話「金太郎」の舞台として知られる、金時山

その最大の魅力は、山頂から望む大迫力の富士山です。裾野まで美しく広がる雄大な姿は、絶えず多くの登山者を惹きつけています。

緑がまぶしい夏は、金時山が花の宝庫へと姿を変える季節。登山道では鮮やかなヤマツツジが咲き誇り、運が良ければ「幻の花」とも呼ばれる貴重なカキランに出会えるかもしれません。
カキラン(黄蘭)は、湿った場所に咲く黄色いランの仲間で、見られるのはごく限られた場所だけ。

山頂までは急な登りや岩場もありますが、その先に待つ感動は格別です。また、山頂の茶屋で味わう名物「きのこ汁」は、これを目当てに登る登山者もいるほどの絶品!たっぷりのキノコと風味豊かな出汁がしみ込んだ、体に染みわたる味わいで、登山の疲れもほっと癒されます。

最後に、名物マサカリ型の標識と富士山バックに写真を収めれば、インスタ映え間違いなしですよ!
金時山の山頂
<モデルコース> 
箱根登山バス「金時神社入口」下車 → 金時神社 → 金時宿り石 → 金時山山頂 → 乙女峠方面へ下山 → 乙女峠バス停
<ワンポイントアドバイス> 
体力に自信があれば、乙女峠から丸岳へと足を延ばす縦走コースもおすすめ。箱根の自然をより深く満喫できます。

oyama2. 大山(おおやま)|伊勢原市・古の信仰と絶景が息づくパワースポット

大山登山道

レベル ★★★(初級~中級)
標高 1,252m
歩行時間 約4時間~5時間(ケーブルカー利用で短縮可)
見どころ 山頂からの大パノラマ、大山阿夫利神社、ミシュラン・グリーンガイド掲載の眺望

「大山詣り」で江戸時代から多くの人々に親しまれてきた大山は、山そのものがご神体とされる神聖な場所。

ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星を獲得した「大山阿夫利神社下社」からの眺望は必見!眼下に広がる相模平野と江の島、そしてきらめく相模湾の景色は、まるで天空からの眺めです。

この素晴らしい景色をさらに特別なものにしてくれるのが、下社に併設された絶景カフェ。ここでは、枡に入った和風の「升ティラミス」や、大山の御神水で丁寧に淹れられたコーヒーを味わうことができます。
絶景を眺めながら過ごす優雅なひとときは、心と体を癒やしてくれるでしょう。

大山阿夫利神社
大山の楽しみ方は二通り。麓から自分の足で登る「男坂」または「女坂」を越えていく本格的な登山と、ケーブルカーを利用してお手軽に中腹までアクセスする方法です。
初心者や家族連れはケーブルカーで「阿夫利神社駅」まで登り、そこから山頂を目指すのがおすすめ。それでも山頂までは約90分の本格的な登山道が続くため、しっかりとした準備が必要です。
山頂にたどり着いたときには、都心のビル群から江の島、伊豆半島、富士山まで見渡せる360度の大パノラマが、あなたの疲れを吹き飛ばしてくれるでしょう。

<モデルコース>
小田急線「伊勢原駅」 → バス「大山ケーブル」下車 → (徒歩またはケーブルカー) →大山阿夫利神社下社 → 夫婦杉 → 大山山頂 → 見晴台経由で下社へ → (ケーブルカーまたは徒歩) → 大山ケーブルバス停
<ワンポイントアドバイス>
下山後は、こま参道に立ち並ぶお店で名物の「大山豆腐」を使った料理をぜひ味わってみてください。優しい味わいが体に染み渡ります。

【中級〜上級者向け】本格登山に挑戦

十分な体力と経験、そしてしっかりとした装備が求められるコース。しかし、それを乗り越えた者だけが見ることのできる、壮大な自然のドラマが待っています。


tanzawa1. 丹沢山塊(塔ノ岳・丹沢山)|秦野市・山北町・清川村・天空の稜線歩き

塔ノ岳山頂
レベル ★★★★(中級~上級)
標高 塔ノ岳 1,491m, 丹沢山 1,567m
歩行時間 塔ノ岳往復 約6~7時間、丹沢山往復(日帰り)約9~10時間
見どころ 360度の眺望、壮大な稜線、富士山の絶景

「神奈川の屋根」と称される丹沢山塊は、その名にふさわしい壮大なスケールと、本格的な登山体験を求める人々を魅了し続ける特別な場所です。

なかでも、多くの登山者が目標とするのが「塔ノ岳(とうのだけ)」と、その先にそびえる「丹沢山(たんざわさん)」。夏の丹沢は、生命力に満ちた深い緑と、厳しい自然環境が同居する、まさに挑戦者のためのフィールド。十分な体力と周到な準備を整え、忘れられない夏の思い出を刻みに行きましょう。

丹沢登山の代名詞ともいえるのが、大倉バス停から始まる「大倉尾根」、通称「バカ尾根」です。その名の通り、山頂まで容赦なく続く急な登りは、夏の暑さが加わることで、体力と精神力の両方が試される過酷な道のりとなります。

しかし、この厳しい道のりこそが丹沢の魅力。汗だくになりながら、一歩ずつ高度を稼いでいく。ふと振り返れば、青く輝く相模湾。木々の間から、夏富士が見える。

長い長い階段を登りきり、視界の先に山頂の「尊仏山荘」を捉えた瞬間の達成感は、経験した者だけが味わえる最高のご褒美です。

苦労の末にたどり着いた山頂からの景色は、まさに圧巻!遮るものが何もない大眺望があなたを待っています。荘厳な富士山、緑濃い南アルプスや箱根の山々、遥か彼方には都心のビル群まで、そのすべてを見渡すことができます。

山頂を吹き抜ける涼やかな風が、登りで火照った体を優しくクールダウンしてくれるでしょう。

<モデルコース(塔ノ岳日帰り)>
小田急線「渋沢駅」 → バス「大倉」下車 → 大倉尾根 →塔ノ岳山頂 → 同ルートを下山
<注意点>
丹沢は標高が高く、天候が急変しやすいエリアです。十分な装備(雨具、防寒着、ヘッドライトなど)と、余裕を持った計画が必須です。

hinoki2. 檜洞丸(ひのきぼらまる)|西丹沢・静寂の森と花の楽園を歩く

檜洞丸登山道
レベル ★★★★★(中級~上級)
標高 1,601m
歩行時間 約7時間~8時間
見どころ シロヤシオのトンネル、ブナの原生林、静かな山歩き

東丹沢の賑わいとは対照的に、より深く、静かな自然に浸りたいなら西丹沢の「檜洞丸」がおすすめです。アクセスは少し不便ですが、その分、手つかずの美しい自然が残されています。

夏の檜洞丸の最大の魅力は、なんといっても生命力に満ち溢れたブナの原生林です。
天に向かって真っすぐに伸びるブナの大木が作る深い緑のトンネルは、天然のクーラーのように涼しい。強い日差しは青々とした葉に遮られ、心地よい木漏れ日が足元を照らします。

爽やかな大自然の空気をいっぱい吸い込めば、日々の疲れが汗とともに流れ出すのを実感できるはず。

春に花で登山道を彩ったシロヤシオのトンネル「ツツジ新道」は、夏には深い緑の回廊へと姿を変え、登山者に涼しい木陰を提供してくれます。また、足元に目を向ければ、ヤマユリやギボウシといった夏ならではの草花が、厳しい登りの中に彩りを添えてくれるでしょう。

道のりは長く、急登や鎖場も含まれるため、上級者向けのコースです。しかし、静寂の中で自分と向き合い、丹沢の自然の奥深さに触れる山旅は、きっとあなたの心に深く刻まれる旅路になります。

<モデルコース>
小田急線「新松田駅」 → バス「西丹沢ビジターセンター」下車 → ツツジ新道 →檜洞丸山頂 → 犬越路経由で用木沢出合へ → 西丹沢ビジターセンター
<注意点>
バスの本数が少ないため、事前の時刻表確認は必須。また、山深くエスケープルートも少ないため、経験者との同行が望ましいでしょう。

anzen安全に楽しむための準備と心構え

親子ハイキング

最高のハイキング体験は、万全の準備から生まれます。出かける前に、必ず以下の点を確認しましょう。

服装: 基本は「重ね着」。体温調節がしやすく乾きやすい素材のシャツ、フリースなどの防寒着、雨風を防ぐアウターを準備。
靴: 履き慣れた滑りにくい登山靴を選ぶ。
持ち物: 雨具、水、食料、地図、ライト、携帯バッテリーは必須。
計画: 体力に合ったコースを選び、時間に余裕を持つ。悪天候なら中止する。
マナー: ゴミは必ず持ち帰り、自然を傷つけない。

saaさあ、この夏は神奈川の涼しい山へ!

都心のすぐ隣に広がる緑豊かな避暑地。それが神奈川の山の魅力です。
木陰が涼しい初心者コースから、爽快な稜線歩きまで多彩なルートがあなたを待っています。この記事を読んで、少しでも心が動いたなら、それはきっと山があなたを呼んでいるサインかも!
お気に入りの靴を履いて、リュックを背負って、新しい感動を探しに、一歩踏み出してみませんか?
ケーブルカー

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※この記事は2025年7月23日時点での情報です。
掲載情報は変更の可能性があります。
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旅行系ライター松宮 葉(Yo)
旅行系ライターの松宮 葉(Yo)です。 元・旅行会社勤務。日本の良さを伝えたいという思いで、各地の魅力を発信中。「こんな素敵な場所があったんだ」と感じてもらえるような記事をお届けしていきます。